いやもうこれ、今年最高に泣ける『ザ・ノンフィクション』かもしれない。

実は、昨日の夜も観て(3回目)また泣きました。

あ〜。興奮してすみません。

 

『ザ・ノンフィクション』とは毎週日曜の午後2時からフジテレビで放送してる

ドキュメンタリー番組で、私は大好きなのでほぼ毎週観ています。

っていうか、ドキュメンタリーはナレーションの勉強のために

若い頃から基本的にどの番組も見るようにしています。

(若い頃はナレーションを聞いて書き起こして勉強してたなぁ…。)

で、今回の『乙女盛りに勝負をかけて…』ですよ。

9月17日にオンエアされたのですが

これがね、青春、友情、涙、感動…もう全てがてんこ盛りで素晴らしい。

 

主人公は、桐蔭学園高等学校 で名門女子柔道部を率いる

キャプテンの七海(17歳)。

オリンピックジュニアの強化選手にも選ばれ

将来を嘱望される選手です。

もちろん、夢は2020年の東京オリンピックに出場すること。

元々は数年前に『柔道一家』のノンフィクションで取材されていた女の子が

いつの間に立派になってという、ヘビー視聴者はまずそこで涙。

でもって、七海と同じ3年生のメンバーにもそれぞれドラマがあって。

絶対的なエースの子が怪我で高校最後の1年を欠場しなければならなかったり

メンタルが弱くてどうしても前に出れない子がいたり

あとは、この夏で柔道を諦めなければならない子がいたり。

もう、4人それぞれにストーリーがある。

そして、七海の最大の使命が『全国大会での団体優勝』。

これまで一度も成し遂げていない団体戦での優勝をかけて挑むんだけど

これがね〜、もう本当に最後の最後ですごかった…。号泣。

 

 

なんだろう、4人とも強豪校に入るぐらいだから小さい頃から強くて

それこそ、オシャレも遊びも全てお預けにして柔道に打ち込んできて。

それでも1位になれる人はやっぱり一人だけで、

さらにオリンピックに出るようなアスリートになれるのはほんの一握り。

そうそう。

ここの監督にもまたストーリーがあって。

現役時代、ずっと2位しか取れなくて。

日本で2番目に強いにの、オリンピックには出られない。

何百時間も、何千時間も練習したけど、1番になれないという

たった1点だけで、オリンピックに出られない。

本当に、残酷でシビアな世界だと思いました。

「2位じゃダメですか?」って、蓮舫が昔、言ってたけど

2位じゃダメなんだよね。勝負の世界ってそういうことなんだよな。

 

兎にも角にも、本当に良作。

素晴らしい作品を観ることができて、嬉しい限りです。

みなさんにも機会があったら観て欲しい。

何かに必死に打ち込むこと、

努力は時として裏切ることがあるかもしれないけど

費やした時間は、絶対自分の財産になる。

そんなことを教えてくれる作品でした。

 

きっと彼女たちは、大人になっても一生の友達だろうな。

うらやましいなと思いながら…

東京オリンピックが楽しみです。

 

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