週末、千葉の実家に帰っていました。
で、終末について考えたというワケです。はい。
約1ヶ月前に危篤になった父ですが、
救急搬送⇒手術成功⇒ICU⇒一般病棟⇒退院⇒と順調に回復し(人間ってすごいな!!)
現在は、自宅療養しております。
ただ、危篤になった原因の方の病気ではなく元々患っていた病気の方は
中々、いい治療法が見つからない状態で…正直に言うと現在の状況は
『回復を目指した治療』ではなく、『痛みを緩和し延命するための処置』です。
とても悲しいけれど、これが現実です。
まさか自分の親がこんな状態になる日が来るなんて、思いもしなかった…。
で。
父はこの治療のために先進医療ってやつを受けているのですがこの治療費がバカ高い。
毎週、週に1回程度、治療のために通院していますがその度に診察代&治療費が数万円。
さらに薬代が1〜2万円程度。
月に換算すると約20万ぐらい、治療費に費やしているのです。
父の命とお金なんて比べるまでもないので、どんなに高くても
『いい』と言われた治療はうけさせたいというのが我が家の総意なのですが。
(もちろん保険でカバーできる部分もありますからね。)
いやしかし。
もし自分が65歳になった時。
こういう高額の治療が必要って言われたら、受けられる経済力があるだろうか?と考えて
ちょっと顔面蒼白になりました。
父の年代はまだ年金制度がしっかりしているし、
なにより父はいわゆる『大企業』に定年まで勤め上げたので、まず厚生年金が大きい。
もちろん退職金だってそれなりにもらっています。
そして、イザとなれば私たち子供がいる。
一方、私の場合…。
今から30年後なんて年金制度があるかどうかも怪しい。
フリーだから国民年金しかないし、退職金ももちろんないです。
そしてなにより、頼りたくても子供がいない。
こんなんで大丈夫なんだろうか…。
やっぱりね、お金があるっていうのは人生の選択肢が増えるってことなんだな。
30年後の自分なんて想像してもしょうがないかもしれないけれど
冷静に考えたらちょっとゾッとしちゃったというお話でした。
…地道に貯金しよっと…。
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