今回は、看護師のよっちゃんです!

元々、会社員を5年やっていて(その間社内結婚)、

その後、ライセンス欲しさに

看護学校へ行ったというよっちゃん。

看護学校を卒業後は名古屋の日赤病院入職し、

24年お勤めして2022年に退職。

もともとやりたかった訪問看護に転身したけれど、

所長のハラスメントのおかげ(?)で

JICA合格に至ったそうです。

現在は、ソロモン諸島で看護師として活動中。

それでは、いってみましょ〜〜〜!

  

*現在、どんな活動をしていますか?

ソロモン保健省でNCDS(非感染性疾患)のプロジェクトへの助言・参画。

聞こえはいい、日本でいう省庁のキャリアウーマンを思わせるが、なんのこっちゃない。エクセルデータ入力や5S(衛生)の一環で事務所の環境整備、スポーツ大会の企画や、予定してもなかなか履行されないキャンセル続きの健診同行・測定などを行っている。

看護魂が奪われそうになり、6月より自分で勝手にクリニックに行き、糖尿患者壊疽(足先とかが腐っちゃうやつ)の処置を始めた。ふふふっ(笑)。 あと、この国の肥満と糖尿がフォーカスされているが、確かに体重は女性でも70~80キロが普通。しかし実のところ、性別年齢問わず、筋肉量・骨量が非常に高く、いわゆるデブとは類が違うような・・。ってことで体組成計を自分でゲットし、ローカルの人のデータ収集を企んでいる。ふふふっ(笑)。

*どんなお部屋に住んでいますか?

小高い丘の上にあるロッジ風2階建てのアパートメント1階に住んでいます。

同期隊員、前田たかしくんがお隣、西園ゆうなちゃんが2階に住んでいます。JICAの緊急ブザー鳴らせば飛んできてくれる距離!

電子レンジがないこと以外、とくに不便なことは…ない、なくなった?慣れた? 街にでるために、約30分山を下り、帰りは上らなくてはならず汗だくになるので、ちょっと覚悟が必要。夜の外出は控えめ。職場まで登下山+徒歩で毎日計1万歩強。バス使えばいいんですけどね、この負荷と途中の景色が気に入ってます。

*派遣国で一番驚いたことは?

汚い!で一番驚いた。空気・海・山川・道、全部。

市街、道路舗装が悪く、砂埃が舞いあたり一面白煙。サングラスしていてもハードコンタクトにゴミが入り、痛くて泣くか、口汚く文句言っている。

海、通常は濁っている(火山島の都合で砂が黒いのも理由?)。雨上がりは山から泥が流出し、茶色い海。サンゴも市街周辺は・・ない。

山川海・道。みんなゴミを平気で捨てる。ビートルナッツという実を、石灰と一緒に噛む(嗜好品のようなもの)口の中で真っ赤に変色し、その唾を路上にはくため、真っ赤な点々が路上に続く。 その他、TV番組がない、食べ物の味が薄い(はっきりしない)、シャワーからお湯はでない、などなど、今じゃ当たり前のことですけどね。

*これまでの活動で一番うれしかったことは?

一番感動したのは、歓迎会で、初めて現地のホテルに行ったとき、カウンターバー、海沿いのデッキ、夜のライトアップをみて泣いた。この国にも文化があったと、マジ泣いた。

一番うれしかったのは、ソロモン到着1か月後に、日本から送った荷物がようやく手元に届き、開封した時。

保健省のWi-Fi PINコードを1か月間、誰に聞いても分からず落胆。研修に来ていたWHOのお兄さんにダメ元で聞いて初めて分かった時。ようやく世間とつながった気がしてうれしかった(ちょっとオーバーだがホント) 傷の処置のために使おうと思った、キャップに穴を開けたペットボトルと、ペットボトルで作った足置き台を、翌日すべて捨てられ、がっかりして帰った翌日、自分たちで作ったであろう同じものと、水をたっぷり入れたペットボトルが設置されていたのを見た時、感動した。

*活動中の失敗や苦労していることは?

到着早々、島に出張と聞いて、慌ててJICA事務所に電話、書類提出。しかし結局予算通らず。そんなことが数回…もう準備も期待もしません。

*最近買った一番高いものはなに?

なんでも自作し、大満足が続いていて、高価な買い物は日帰り旅行代かな。物より経験や見識にお金を使いたい。っていうか、この国にいると物欲が・・減る。

*今、一番欲しいものは?

一番は英語と現地語(ピジン語)力。

物欲は言い出したら切りがない。電子レンジ、ヨーグルト(ヨーグルトメーカー)、ミキサー、車、自転車、映画館、雑貨屋、ネット環境、テレビ  一番食べたいものは豚骨ラーメン(バリかた、替え玉で。はい名古屋人です)。

*2年間でやりたいこと&これからの目標は?

糖尿病壊疽の処置の見直し。(こちらの医療水準にあった看護を検討し、その結果を出したい。病院の看護状況を知り、見直しすべき点を検討したい。どれも、私の課題と違うんですけどね・・根っからの現場人間なもので・・すみません。)

みんなにメッセージをお願いします!

年齢がいってるし、ノリが今一つで(ごめんなさい)、駒ヶ根では、みんな友達!とはいかなかったかも。でも、みんなに会えたこと、今もそんなみんなが、世界のどこかで、喜んだり泣いたり、文句言いながら頑張ってると思うと、みんなに『ありがとう』と『大好き』を送りたい。届けぇぇぇ!!

思いたったようにJICAを目指し、合格し、必死に英語勉強し、駒ヶ根に行き、今、ソロモンにいます。激動のこの1~2年、自分試しの旅にでてからも、ベこぼこになりながら、学び、楽しみ、泣き、笑い、話し、食べ、自分らしく生きてます。私が一番大好きなのは人間です、人間のために、自分のために生きられる人生と、それを支えてくれる家族・友人に感謝し、がんばります!

【あとがき from non

よっちゃんは、一言でいうと自立している『カッコいい』おとな。だけど時々、少女のようにシャイな一面もあったりして、人間味に溢れていてすごく魅力的な存在。ソロモンでも自分でやりたいことを見つけ出して、それをすぐに行動に移せているのはさすがよっちゃんだし、その姿が想像できる。不便な生活の中でも自分で作り出す強さと、経験や見識にお金を使いたいという発想も共感できるし、何よりも私も『現場主義』だからよっちゃんの生き方が大好きだよ。また近々、リモート婦人会やろうね〜〜〜!!

  

  

  

よっちゃん、ありがとうございました。

ということで、次回は誰かな〜〜!?

  

non。