今回は、防災・災害対策のYukiです!

っていうか、野村くんです!!

どうやら、Instagramで『防災侍』というアカウトを

始めたようなので、みんなでフォローしよー。

隊員になる前は、東京消防庁で

救急救命士・消防官として約5年働いた後、

自殺対策のNPOで自治体との連携や相談対応などに

携わっていたという野村くん。

訓練所で印象的なことといえば…

やっぱり『ナンパ講座』でしょうか(笑)。

なんか、みんなに優しくてなんか「モテ」を

体現しているような人柄だったな〜。

現在は、ドミニカ共和国で活動中!

それでは、いってみましょ〜〜〜!

  

*現在、どんな活動をしていますか?

大統領府 国土開発副大臣室 災害リスク管理・気候変動局に所属しています。
この部署は、国の防災や気候変動対策の方針をつくり、それを各省庁や自治体の計画に反映させる役割を担っています。
災害に強い国づくりを、政策の面から進める仕事です。

しかし、実際には私の語学力や知識では、まだ具体的に担当できる業務は少なく、
日々現場の実態を学びながら、子どもに戻ったように勉強の毎日を過ごしています。
もっと現場を知りたいと思い、現在は週3回ほどドミニカ赤十字の病院前救護部門に出向し、救急教育にも関わっています。
なにごとも一歩ずつ!

*どんなお部屋に住んでいますか?

普通のアパートです。ドミニカはずっと暑いのにクーラーはなく、でっかい扇風機を購入しました。
ホストマザーと二人暮らしで、いつも「私の息子よ」と呼んでくれます。
スーパーに一緒に行ったとき、「私の息子です」と店員さんに紹介していて、店員さんが少し動揺していました。

*派遣国で一番驚いたことは?

にかく道端に犬のフンが多いことと、マンホールの蓋がないことです。一瞬の油断が命取りになります。空が大きく見える国ですが、常に下を向いて歩かなければいけません。

*これまでの活動で一番うれしかったことは?

正直まだないですが、連日のスペイン語会議で必死に聞こうとしているときに、
「Yuki、あなたは十分頑張ってるし、上手くやってると思う。自分に多くを求めすぎないで」
と言われたときは、少し肩の力が抜けた気がしました。

あと、防災関係の書類を読んでいるときに、日本の名前を見つけたときです。
防災という世界共通の課題の中で、協力隊として何ができるのかは正直まだ見つけられていませんが、
災害の多い国「日本」で育ってきた私たちは、その「痛み」をほんの少しでも理解できる気がします。
だからこそ、同じように災害に向き合う人たちと、気持ちや経験を共有できる部分があるのかもしれないと思いました。

*活動中の失敗や苦労していることは?

政策レベルの業務が多く、なかなか自分が入り込める仕事が見つけられないことです。
まずはできることからと思い、会議中に同僚に水を汲むことやお菓子を配るのを、誰よりも早くできるようにしています。
また、毎朝90名ほどの同僚全員に挨拶し、スペイン語を練習しながら、少しのチャンスでも喰らいつけるようにしています。
やっと同僚全員の名前を覚えられたところです。
同僚に大学の教授がいて、その人のつながりで大学で講話をする機会をいただきました。
改めて、何事も関係づくりが大切だと感じています。

*最近買った一番高いものはなに?

スピーカーです。ドミニカは爆音が重要(勝手に言ってるだけ)。
先日、着物を着て日本の音楽を路上で流してみましたが、思ったより盛り上がらず、まだまだ試行錯誤中です。

*今、一番欲しいものは?

マクドナルドの年間フリーパスが欲しいです(そんなもんはない)。
毎日活動が終わったらマクドナルドで活動の準備や勉強をしています。
週末は贅沢してスタバにも行っちゃいます。首都サントドミンゴは想像以上に都会です。

*2年間でやりたいこと&これからの目標は?

・ヘラクレスオオカブトを採集する

・ドミニカの文化を学び、日本に持ち帰って自殺対策に活かす

・災害対策分野で制度と現場をつなぐ

具体的には、防災啓発や避難訓練、救急教育を実施し、
そこで集めた声を政策や地域防災計画、緊急時対応計画に一文字でも反映できるようにしたいです。

また、ドミニカ共和国の避難所運営にも興味があります。まだなかなか視察はできていませんが、、、今後取り組んでいきたいテーマです。

そして、災害対策は本当に多くの機関が関わる分野。
だからこそ横のつながりを強くし、政策側と現場側の両方をつないでいきたいと思っています。
まだ具体的にどうすればそれが実現できるのかは正直わかりませんが、毎日模索しながら少しずつ進んでいます。

*みんなにメッセージをお願いします!

できることからコツコツやっていくつもりです!
犬のフンを踏むときもあるかもしれませんが、洗えば大丈夫!
恐れず、踏み込んでいきましょう!

  

【あとがき from non

あれ…野村くんってこんなちゃんとしてる人だったんだ…というのが今回、ドタバタ日記を書いてもらっての感想です(すまん)。訓練所ではチャラいイメージがあったけど、ちゃんと自分の仕事を愛して(あとカブトムシも愛してるっぽい)、自分の居場所を自分で開拓できる人なのね。それってやっぱり「命の重さ」を知っているからなのかな。「生きる」ことの強さと脆さを体感で理解しているからこその考え方なんだろうなと納得です。訓練所にいる時にもっと真面目な話をしたかったな〜。ちなみに、ボリビアも犬のフンはめっちゃ落ちてる!でも、確かに洗えば綺麗になるし、やり直しはいつだってできる。失敗を恐れずに、怯まず前に進もうぜ!

  

  

  

Yuki、ありがとうございました。

ということで、次回は誰かな〜〜!?

non。