今回は、コミュニティ開発のNakiです!

っていうか、なつきさんだよ〜!

沖縄県にある名桜大学で教員として

働いているなつきさん。

今回は「自己啓発等休暇制度」を利用して

現職参加しているそうです。

専門は文化人類学でペルーのミイラ崇拝や

死者儀礼などを研究しているため

フィールドワークのためにペルーには

以前から毎年、来ていたんだとか。

そう!なつきさんといえばミイラ!!

そしてスペイン語ペラペラで、訓練所では

「補習塾」を開催してもらっていました。

(©️なつき塾…おせわになりました。)

現在は、ペルーの博物館で活動中!

それでは、いってみましょ〜〜〜!

  

*現在、どんな活動をしていますか?

アマソナス県にあるレイメバンバ博物館で活動しています。当館にはチャチャボヤ文化のミイラが219体収蔵されています。研究の関係で以前に訪問したことがあったので、ボランティアの要請を見た時に「これだ!」と思い、応募しました。

しかし、研究者としての要請ではなく、職種はコミュニティ開発なので、地元の手工芸家さんと協力して子供向けのワークショップなどを行っています。その他には、従業員たちとのコミュニケーションも兼ねて館内の掃除や仕事を手伝うなど、ゆったりと田舎時間で働いています。

*どんなお部屋に住んでいますか?

博物館の敷地内に2階建ての宿泊施設があり、その一室に住んでいます。私以外にも職員1名が別の部屋に居住しています。他にも客室があるので、予約すれば誰でも宿泊できます。部屋にシャワーとトイレはありますが、キッチンとランドリーは共同です。この建物は、以前ミイラ研究所として使用されていて、私の部屋には当時、ミイラが保管されていたそうです。

*派遣国で一番驚いたことは?

衛生観念の違いに驚くことはあります。毎朝、番犬5匹の粗相の片付けから仕事が始まりますが、同僚たちはホウキとチリトリで「大」を片付けた後、そのまま同じホウキとチリトリで他の場所も掃除し始めるので、私にはちょっと抵抗があります。なので、オフィスに私専用の掃除道具を置いていて、オフィスは私が掃除しています。

*これまでの活動で一番うれしかったことは?

ワークショップに参加した子供たちが「楽しくてあっという間に時間が経っちゃう!」とか「次回は何を作るの?楽しみ!」と言ってくれることが嬉しいです。あと、「友達も連れてきたよ!」と、口コミ的に少しずつ参加者が増えていることも嬉しいです。

*活動中の失敗や苦労していることは?

博物館が村から徒歩1時間の山の上にあり、周りは山と畑と牛の放牧地なので、博物館の敷地からはめったに出ません。週に1回だけ村まで徒歩でおりて、食料品をまとめ買いしてます。あと、同僚と地域の子供たち以外と知り合う機会がほとんどなく、また、せっかく知り合っても、同世代はほぼ専業主婦で家事や子育てで忙しそうで、一向に友達ができません。

*最近買った一番高いものはなに?
掃除機。宿舎に共有の掃除機はありますが、そこら中に落ちている犬の毛を吸っているためか排気から犬の臭いがするので、私は使っていません。私はハウスダストアレルギーがある上に、動物が好きではないので…。

*今、一番欲しいものは?

本。閉館後はプライベートな時間なので研究していますが、論文を書くのに必要な本が手元になくて困っています。日本の専門書とか学術書ってほぼ電子書籍にはないんです。

*2年間でやりたいこと&これからの目標は?

自分の専門も活動に活かしたいので「藁算」と呼ばれる琉球・沖縄の結縄文化を紹介する論文をスペイン語で執筆中です。文字がなかったアンデス文明では「キープ」といって、農作物の収穫量などを紐の結び目で記録する方法がありましたが、レイメバンバ博物館はそのキープのコレクションでも実は有名なんです。キープと藁算はとてもよく似ているので、論文をもとにして、館内に藁算を紹介するパネルを設置できたらいいなと考えています。

*みんなにメッセージをお願いします!
駒ヶ根訓練所ではクラスメイトと、同世代の婦人会メンバーとしかほとんど交流していませんでしたが、ミュージックナイトは唯一の娯楽って感じで毎週楽しみにしていました。みなさんが自主講座や企画を色々やっているのを見て、バイタリティーのある人たちが全国から集まってるんだなぁと感心しました。お互いに健康と安全に気をつけて、2年後に笑顔で帰国しましょうね!!

  

【あとがき from non
スペイン語で論文を書いてるとか異次元すぎて衝撃なんだけど…さすが、なつき先生…(なつきさんは私にとっては「スペイン語の先生」!!)。活動以外の時間を自分の未来のために使っているの、本当に尊敬です。私もちゃんとしよう…。というかね、「おとな隊員における現地で友達できない問題」って私も、すごく実感していて(そして割と深刻)。そもそも海外って家族を大切にする文化が強いところが多いのと(既婚率バリ高い)、特に同世代の女性は仕事も家事も育児も…と本当に忙しそうで「仕事終わりにちょっとお茶しよう」なんて余裕はないんだよね。その意味で、友達作りにくい。友達を作って語学を上達させなさいって言われるけど、みんなマッハで帰宅するし休日は家族で過ごしているし。若い子達が伸び伸びと交流しているのを見ると、ちょっと羨ましくなるよね〜なんて話を、次回のリモート婦人会でしましょう!!!

  

  

  

Naki、ありがとうございました。

ということで、次回は誰かな〜〜!?

non。