年明けから2週間もの旅に行ってきたワケですが…

はっきり言って社会人が2週間もの休みを取るってのは大変です。

『あいつは終わった!』って噂を流されるぐらいの一大事です(苦笑)。

でも、あたしは旅に出ることを敢行したし

そして、大人になった今だからこそ旅に出てよかったなぁと実感しています。

学生時代からこの仕事をしているあたしは、正直言って

『仕事を休む=自分の存在価値を失う』ことだと思ってきました。

仕事を休むことに一種の『恐怖』を感じていました。

ビビってたから、新婚旅行だって3泊4日の中国です(笑)。

今だって、フリーランスなんだから仕事を休んだらそれだけ収入は減るし

(だから1月のギャラは驚くほど少ないのだwww!!)

だけど、

ようやく『仕事以外の人生の部分』を楽しむ勇気が

もてるようになってきました。

さかのぼれば4年前に生まれて初めてヨーロッパ(ドイツ)に行ったことが

大きなきっかけなんだけれど。

『ぎゃー!!!自分の知らない世界が、

  まだまだたくさんありすぎるーーーー!!』

って思っちゃったんですよね。

で、今回。ボリビアとロサンゼルスを旅して。

南米ではたくさんのバックパッカーも見かけました。

彼らはまだ若くて『自分探し』を大義名分に自由な旅をしていて。

それはそれでうらやましいけれど、やっぱりあたしは

30すぎた大人になった今だからこそ、

旅に出られるありがたさ』や『意味』を深く深く実感したのです。

これは若くて自分本位な旅をしていたら気づけなかったことだろうな。

自分が今、日常ではない世界のどこかで

絶景を見たり、ハンバーガーを食べたりできているのは

自分を旅に行かせてくれた人たちがいたからなんだってことをものすごく感じて

そう考えたら、一瞬だって無駄にできない。

(その割には後半、熱で寝込んでたけど…)

そして大事なことは。

2週間もの旅に出ることを認めてもらえる大人に、自分がなっていたということ。

今回は、仕事の面で放送作家仲間のnaoちゃんに本当にお世話になったんだけど

あたしが休むことについて、誰かが何かいったらnaoちゃんは

『のんちゃんはいつも、ものすごくがんばってるんだから

 1年のうち2週間ぐらい彼女に時間をあげてもいいじゃないですか!!』

と言ってくれたらしい。

この話を、スタッフルームでスタッフさんに聞いた時…泣きそうになりました。

naoちゃん、本当にありがとう…。

ちょっとした宿題などは旅先から送っていたけど

でも、仕事のことはほぼ完全にOFFにして旅を楽しむことができました。

そういう大人に自分がなれていたことに気づけたのが、ありがたかった。

自分がこの十数年、仕事に真摯に向き合ってきたからこそ

今、こうやって旅を謳歌できるんだということやその有難さ、

そして、多くの人に支えられて自分は旅に出ているんだということが実感できて

今回の旅も本当に多くの『気づき』がありました。

そういう意味で。

おとなになった皆さんに、勇気を持って旅に出ることをオススメします。

とはいえ。

そう簡単に休暇も取れないだろうし、

旅に行くっていっても時間もお金もかかるし。

そこで見つけたあたしの役割について。

明日は書いてみようと思います。えへへ。

ウユニ塩湖でみんなで見た夕陽。出会いもまた宝物!