JICAの隊員として

ボリビアで番組制作に携わると話すと

『日本のテレビの常識を教えてきて』

『テレビの作り方を指導してあげて』

とか言われることが多いのですが…

ぶっちゃけ私、現時点では(おそらく今後も)

『教える』とか『指導しよう』とか思ってません。

っていうか、できません。

だって、私自身がスペイン語もままならないのに

なにを教えるの?

子どもみたいなスペイン語の外国人に

「テレビって〜」「日本の常識では〜」

とか言われてもムカつくだけでしょ。

  

そもそも。

番組制作って、ポジションの違いはあれど

「みんなで同じ方向を向いて一緒に作る」

が基本だと思っていて。

日本でもそういうスタイルでやってきたから

ボリビアでも自分の活動する局の一員として

真摯に番組制作に向き合うだけです。

  

なんで日本人の方が上だと思う人がいるんだろう。

むしろよくわからん日本人を受け入れてくれて

私に貴重な経験をさせてくれてありがとうとしか

思えないよ。

私がスペイン語ペラペラとかならまだしも

まだ意思疎通もうまくできない。

だけど、局の人たちも色々と工夫して

私とコミュニケーションを取ろうとしてくれている。

こんな環境、総じて感謝しかないし、

今は生活に慣れるのに精一杯です。

  

そして、

異文化理解(というか他者理解)において

最も重要なのは、自分を押し付けることではなく

「まず、相手を理解すること」。

そのステップで手を抜くと信頼関係は築けないと

思っています。

今は、相手を理解する時間。

自分のやり方や考え方を伝えるのは

その後でいいかなと思っています。

  

応援コメントもたくさんいただくけど

たまにボリビアに対して

否定的なコメントをもらって悲しくなるので

書きました。

私は、、、明るくて親切で、のんびりしている

ボリビアのみんなが大好きだから、

否定されるの嫌なんです。

  

non。