今年8月末に閉館し、建て替え工事をすると発表したホテルオークラ。

丹下健三がデザインしたオークラの建築そのものに非常に価値があり

『モダニズムの象徴』なんていう風にも謳われていて。

実際に世界中から建て替え反対の声も多いようですが、

それでもやっぱり建て替え工事は遂行されてしまうようです。

ということで、建て替え前のオークラを見ておきたいということになり

とある日曜の昼下がり、旦那ちゃんとオークラへ。

ちょうど桜の時期で、ロビーには大きな桜が。

オークラの『和と洋が融合した奇跡的なモダニズム』と

桜がよく合います。

せっかくなのでランチを食べようと思ったら、

お目当のレストランは予約がないと不可で。

それじゃ別のレストランへ…と思って行ったら、

順番待ちしていたのに

見事に店員さんにスルーされるという私たちの貧民ルック。

なんでしょうね…お金持ってなさそうに見えたんだろうな…。

普通に順番抜かされてびっくりしました(笑)。

結局、そのレストランで食事することもなく

(というか並ぶのがバカらしくなって)出てきちゃったので。

ロビーとかトイレとか堪能して。

実は春から『ホテル文化』みたいな番組をやることになって。

それもあってどうしてもオークラに行きたかったんですよね。

家に帰って、旦那ちゃんが私のカバンに

山ほどのオークラの資料が入っているのを見つけ

『なんだ!ロケハンだったんじゃん!仕事だったの!?』

とアングリされました。

そうですよ、仕事ですよ。

仕事のために行ったんですよ。デートを偽って。

っていうか、ロケハンとかって言葉、覚えないでよ。

そんな下世話なギョーカイ用語、キミに使ってほしくないんだよ。

いやしかし。

あの空間を取り壊しちゃうなんて、本当にもったいない。

8月までに泊まりたいな。

っていうか、予約いっぱいなんだろうなぁ。コネを探そうっと。

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