今回の旅の目的はズバリ…『宿』です。
基本的にビンボー症なので旅に出て宿でじっとしているということが苦手なのですが
今回ばかりは『宿』でしっぽり、じっくり過ごそうと決めていました。
とはいえ…そんな固く決意をするまでもなく、ずっと籠っていたくなる宿でしたが…。
私たちが訪れたのは函館から車で1時間半ぐらいのところにある『江差旅庭 群来』。
実は担当してたラグジュアリーホテル紹介番組で、自分が原稿を書いた中で
最も行ってみたかったHATAGOの一つです。
だから、いつか絶対に行くって決めていたけど…こんなに早く叶うとは(苦笑)。
宿は全7室。
江差という場所にあるにもかかわらず、宿泊客の6割が都心から訪れるといいます。
なぜそんなにも、多くの人を魅了するのか…(ナレーションっぽくなってしまった)。
その秘密は、『居心地のいい空間』『光が計算しつくされたデザイン』でした。
(デザインの考察についてはまた後日!)
駐車場からエントランスまでの通路もとても素敵なのですが
なんせ寒くて、写真を撮り忘れました…。
トビラを開けるとそこは、心がふっと溶ける温かい空間。
地元の羊羹と黒豆茶をいただきながらチェックイン。
ロビーは陰影が美しい空間。
このときはちょうどひな祭りでお雛様が飾られていました。こういうのもうれしい。
窓から見える景色に、意表をつかれます。そこには緑がありません。
一面に敷き詰められている玉石は、海辺を意識しているといいます。
この独創的な眺めもまた、群来のおもてなしのひとつです。
そして、こちらはバーカウンター。
夜、このバーで飲むのを楽しみにしてたんだけど酔っぱらって撃沈…。
次に行ったら絶対に、ここで飲む!
そして、この廊下の奥に…素敵なお部屋がまっています。
なんだろう…不思議なほど、音がしない。とてもとても、静かな空間。
スタッフさんも、他のお客さんもいるのに、なぜかとても心が落ち着く静かさで
旦那ちゃんもすっかりくつろいでいました。
ここは日本ではまだ珍しい『オールインクルーシブ』(わからない人はググろう!)
それもまた魅力の一つです。
うぅ…どんなに言葉を尽くしてもここの魅力を語りつくせない…。
それほどまでに、圧倒的な素敵さでした。
『思わず籠りたくなる』そんなお部屋は、次回ご紹介しましょう。
(どうしても、ナレーションっぽくなってしまう…。)
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