先日、アポが一つ飛んでぽっかりと時間ができちゃったので
ずっと見たかった映画『かぞくのくに』を観てきました。
ストーリーはというと…
北朝鮮の「帰国事業」により日本と北朝鮮に別れて暮らしていた兄ソンホと妹リエ。
病気療養のためソンホが25年ぶりに日本へ戻り、2人は再会を果たす。
異なる環境で育った2人がともに暮らすことで露呈する価値観の違いや、
それでも変わらない家族の絆を描き出していく。
妹リエに安藤サクラ、兄ソンホに井浦新(ARATA)。
監督が在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督で、
自らの体験が題材になって描かれているそうです。
というか、自分のそう遠くはない場所で、時代で
25年も家族と会えないままになっている環境の人がいたんだという事実に
驚きました。知ってはいたけれど、本当にあったんだ…という感じ。
そしてこの映画を観て強く思ったのは
生まれた場所やタイミングで、『選択の自由』を得られるか否かが
大きく変わってきてしまうということ。
あたしは、たまたま日本に生まれ『選択の自由』が与えられている。
だからこそ、もっともっと自分で考えて自分の道を選び
そして、選んだからにはそこに向かって最大限の努力をすべきだと
改めて思いました。
まだまだ人生の選択の岐路に立つ若い人たちに
ぜひ観てもらいたい映画です。
そして…、安藤サクラちゃんはすごくいい女優さん!!
彼女きっと、これからもっと演技派の素敵な女優になるだろうな。
そっちにもこう、ご期待です!!!
テアトル新宿でやってるよ~。