これね、前評判が異常に高くて。

観た人がみ〜んな『すっごくよかった！！』って言うので

すっごくすっごく楽しみにしていたんですよ！！

その割には、スケジュールが合わず公開からだいぶ経ってしまいましたが…

いやしかし！！！この映画…『すっごくよかった』です！！！

泣きました。泣けました…。ドラえもんで泣かなかった私が…泣きました。

実はこの映画、『ラブ・アクチュアリー』の

リチャード・カーティスの監督引退作となるラブストーリー。

それで注目度も高いってこともあったのですが、いや〜さすがラブストーリーの魔術師！すごいっす！

ストーリーは…

父親からタイムトラベル能力がある事を知った青年が、恋人を見つけるためにタイムトラベルを重ね、

人生における様々な事柄を学んでいく姿がつづられる。

アイルランド出身の新鋭、ドーナル・グリーソンが人間味あふれる主人公を熱演する。

というもの。

映画の縦軸となる手法は『タイムトラベル』。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の頃からそれこそ何百万回もこすられまくった手法です。

なのに、こんなに新鮮に愛に溢れたモノとして描けるなんて…すげぇ！！

自分が生まれた家族のこと、そして、自分が新たな家族を作っていくことの意味を

考えさせてくれるとても素敵な作品です。

人生には素敵な出会いがあって、でもその一方で絶対に終わりがあって別れもあって…。

当たり前のことなんだけど、こんな風に描かれたら

もう一度素直にそのことについて考えてみようって思っちゃう。

前半の主人公の男の子が恋に堕ちて行くストーリーでは『あぁ…恋って楽しいよね！』って共感し

後半の主人公の男の子と父親とのストーリーでは家族の絆をすごく強く意識させられる。

とにかくね、主人公のカップルが本当にチャーミングで。

こんな風にお互いのことをお互いに大好きだったら、幸せだよね！！って思える感じなの。

自分たちが幸せで、そのことをちゃんと実感しているから

周りの家族や友人にも親切にできる…当たり前だけど大切なことを教えてくれました。

泣くつもりなんて全然なかったのに。

気がついたら、ボロボロ泣いてました（苦笑）。

なんかね、自分と父との時間が重なって…。

冷静に考えたら、私だって父を亡くしてまだ１年経ってないんだもんね。

すごくすごく個人的な感想だけど、父がいたら今頃きっと

『そんなに焦って元に戻ろうとしなくていいんだよ』って語りかけてくれるだろうなって

思わせてくれる優しい映画でした。

まだの方はぜひ！！！

秋のホッコリした休日のおデートにピッタリです。

映画『アバウト・タイム』は現在公開中です。

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