満島ひかりさん主演の映画『夏の終り』の試写に行ってきました。

いや〜しかし。

満島さん、本当にキレイな女優さんになりましたよね(溜息)。

この前日にスタジオでご本人を見ていたので、映画を観て美しさを再確認。

さて、この『夏の終り』という映画なのですが原作はあの瀬戸内寂聴先生です。

1963年に出家前の瀬戸内晴美時代に発表し女流文学賞を受賞したこの作品は、

寂聴先生が自身の体験をもとに書いた私小説。

66年に発売されてから、現在まで50年近くにわたり愛読され、

100万部を超える発行部数を誇るといいます。

寂聴先生なので、ドロドロの愛物語。

年上の男と年下の男との間で三角関係になり、どんどん関係がこじれていって

自分自身の精神までこじれていっちゃうという女の苦悩を描いたものです。

これ、たぶん小説で読んだ方が想像力がふくらんで面白そうな作品なんだけど…

映画もゆったりとした時間の中で激しい感情が交錯する面白い仕上がりになっています。

特に私は、昭和っぽいセリフまわしがとても好きでした。

美しいっていうか、丁寧な日本語で。

それが耳にとても心地よい映画でした。

でもって、『年下の男』を演じた綾野剛がカッコいい。

キャラが強そうな俳優さんなのに、意外とどんな作品にもハマりますよね。綾野剛って。

いやはや、メロメロ。

映画『夏の終り』は8月31日公開です。…本当に夏の終りに公開なんだね。

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