活動スタートから約2週間の時に

JICAの担当スタッフさんが職場に来てくれて

『なんでこんなに馴染んでるんですか!?

 活動スタート時にどんなことをしたんですか?』

と、聞かれ。

特別なことはなにもしてないし、

私の場合は総じて

「職場環境が当たりだった」だけなんだけど

(とにかくみんな親切&優しい!)

もしかしたら『JICA』という検索で

このBlogに辿り着く人もいるかもしれないので

未来の隊員さんのために私がやったこと書いてみます。

  

(1)自己紹介シートを常に携帯

これは駒ヶ根訓練所の自主講座で

自分が主催した講座で作った自己紹介シート。

  

  

日本語で作ったものをベースに、訓練所で

スペイン語の先生(Karen!)の監修してもらったもの。

活動スタート時はとにかくこのシートを

会う人全員に見せる。とにかく見せる。

言葉ができないんだから、手ぶらで行っても

そりゃ相手も困惑します。

自分を知ってもらうツールを何か持っていくと

興味を持ってもらえるし話のきっかけ作りにもなるよ。

  

(2)全員の名前をノートに書いてもらう

活動初日はできることなんてなにもないから

とりあえず、会った人全員に

ノートに名前を書いてもらいました。

このワンアクションでコミュニケーションが

生まれるよ。

書いてもらうときに、

あなたの仕事はなんですか?とか聞くと

大概は役職とかも教えてくれる。

その後、自分でみんなの名前と特徴をまとめて

覚えやすいようにメモを作ったよ。

(これは東京で仕事してる時に

 名刺に特徴とか書いてたのと同じだね!)

  

(3)出社したら全員に元気よく挨拶

もうね、スペイン語ができないんだから

今の私にできることなんて

挨拶ぐらいしかないんですよ。

でもって、挨拶は人間関係の基本だからね。

出社したらあらゆる部署を訪ねて

全員に挨拶します。

とはいえ、小さな局なので10分もかからずに

みんなとの挨拶終了。

毎朝、ここからスタート。

って、いう話をこの間、先輩隊員さんにしたら

「そんなこと、したことない…」って言われたけど…

え…しないのか…挨拶は大事だよ…。

  

(4)相手の名前を”意図的に”呼ぶ

これはみんなの名前を覚えるための

訓練でもあるんだけど。

特に挨拶する時、

『挨拶+相手の名前』という感じで

呼びかけていました。

みんなは私のことを知っているけど

私はみんなのことを知らないっていう状況は

日本で放送作家やってる時もよくあって。

新番組に入った時とかは

みんなの顔と名前を覚えるために、

意図的に名前を呼ぶようにしていました。

まぁ、なのでこれも東京でやってたことと

同じかな。

ちなみに私の活動先ではなにかにつけて

『Nozomi〜〜〜!』って名前を呼んでくれる。

だから私も名前を覚えていないと気まずいのよね。

  

(5)リアクションはデカく

元々、私は仕事柄リアクションでかいんだけど

いつも以上に表情筋を使って

「リアクションで感情を伝える」努力をしています。

これもまた言葉ができないからなんだけど。

嬉しいことも悲しいことも、怒ったことも

びっくりしたことも、とにかく全部

デカいリアクションしてる。

  

とりあえず、こんな感じかなぁ。

色々書いてみたけど、

本当に特別なことはなにもしてなくて

東京でやっていたことの延長って感じです。

そして…受け入れてもらうためには

「受け入れてもらう努力」が必要だと

私は思うのよね。

こちらからなにもせずに

「みんながわかってくれない」とか言うのは

ナンセンスだし時間の無駄でしょ。

ということで、同期隊員のみんな〜〜!!

みんなはどんな工夫をした???

  

non。