私は放送作家という仕事をしてるんですが。

主にテレビ番組などで流れるナレーションや収録台本などを書いて

生計を立てています。

自分の言葉がテレビから流れるなんて、確かにありがたいことなんだけど

個人的には「自分の言葉はカタチとして残らない」という印象が強くて。

私の言葉は電波に乗って流れていくけど、

どこかに留まって残るものではないというイメージが強いんですよね。

だから、紙媒体とかへの憧れが異常に強いし

こうしてブログを書くのも、もしかしたら「自分の言葉」をとどめておく場所が

欲しかったからなのかもしれない。

 

そんな中、自分の書いた文章を読んで

笑ったり、うなづいたりしている人を見る機会があり猛烈に嬉しくなったのです。

他人からしてみたら「なんだ、そんなことで…」って思うかもしれないけど

私にとっては超絶に嬉しいことで。

自分の書いた言葉が、誰かを楽しませたりハッピーにできているシーンを

目の当たりにする機会ってほとんどないので、それだけで幸せでした。

 

言葉に携わる仕事を始めて、かれこれ20年。

気づけば長い年数が経っているけれど、それはやっぱり1年1年の積み重ねで。

商売道具である「言葉」とこれからも仲良く暮らして生きたいなと思います。

 

素敵な機会をくれたHちゃん、ありがとう!!

読んでくださった沢山の皆様、ありがとう。

嬉しくて、腰が砕けそうでした。

 

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