つっつんが東京に戻ってからは、alone観光。
どうせ高山の街を歩くなら効率よく文化や歴史、
そしてそこに暮らす人々の日常を知りたい…と
謎にロケハンモードに入り。
実はこの旅行の一週間ぐらい前に
高山のプライベート観光ガイドさんを予約しました。
今回、予約したのはなんと
高山市のシルバー人材センターの
『シルバー観光ガイド』さん!!
3時間3500円とお値段も良心的。
(某サイトとかで探すともっとバカ高い)
午後1時30分、ホテルのロビーに
シルバー観光ガイドのクミコさんが迎えに来てくれて
早速、ツアースタート。
まずは『高山陣屋』に行きました。
高山陣屋は、幕府の直轄領だった時期の
飛騨統治の拠点でした。
慶応4年に至るまでの176年間、
江戸幕府は25代の代官・郡代を派遣して飛騨の国を支配。
明治維新以後も県の事務所として利用され、
昭和44年に県事務所が移転するまで
277年もの間、この地を見守り続けてきました。
(公式HPより)
まぁ、簡単にいうと高山のランドマークです。
高山は金森長近さんという方のおかげで
生活も文化も成熟していった街なのですが、
高山の初代藩主が金森さんなのです。
高山陣屋では当時の暮らしや建築様式を
知ることができます。
で、ガイドさんと一緒だとこんな豆知識も。
畳のヘリにご注目。
位が高い人のお部屋は畳のへりが豪華なんだけど
下働きの皆さんのお部屋は簡素。
一人で鑑賞していたら気づかないことを
教えてくれるのも
ガイドさんの最大のメリットですな。
続いては『古い街並み』を歩きながら
高山の歴史や生活についてお話を聞きました。
実はクミコさんは生まれも育ちも高山!
高山市は東京都と同じぐらいの広さなんだけど
その9割が森なんだって。
だから水が美味しいんだね。
で、森が多いからこそ
高山の皆さんが気をつけているのが『火事』。
街のあちこちに小さな神社があって、
これは『秋葉様』といって火から街を守る神様らしい。
そして、高山の伝統的なお家は
道路に窓や門が面していて。ちょっと不思議な感じ。
なんか、パリの住宅街に似ている。
門の中に入ると広い中庭や蔵があるらしく、
それもまた、ヨーロッパの街並みっぽい。
冬になると雪深くなるこの地域では
明かりを取るための工夫がされていて、
近現代になにつれ、建築技術が上がると
門や家屋の上に「越屋根」という
明かり取りのための空間が
作られるようになったらしい。なるほど〜。
続いてはクミコさんイチオシの
『高山屋台会館』へ。
ここでは、春と秋に行われる「高山祭」で
曳き出される美しい屋台が展示してあり
間近に見ることができます。
クミコさんによると
『屋台は神様のおつかいだから上から見るなんて
失礼って教わってきたけど…
ここなら堂々と上から観れるし、
屋台を上から見ることってなかなかできなから
すごくオススメの場所なんです』
とのこと。
高山の皆さんが
屋台を大切にする気持ちが伝わってきて
なんだかホッコリした!
最後は、クミコさんとっておきの
展望スポットに連れていってもらって街を一望。
すごく気持ちのいい場所でした。
って、そんなこんなで3時間半みっちり
高山をガイドしていただきました!!
クミコさん、本当にありがとうございました。
高山に観光に行かれる皆さん、
シルバー観光ガイドさん、マジでおすすめです。
non。