父の命日でした。
5回目というのは特に法事的なのはないのですが
命日なので実家に帰り、お墓参り。
一人暮らしを始めた妹も帰ってきてくれて
久しぶりに母と3人で過ごしました。
命日というのは、すごく不思議な気持ちになります。
確かに5年前のこの日、
父は息を引き取り、亡くなったのですが
私にとっては「父が亡くなった日」というよりも
「父がこの世に存在していたこと」を
強く意識する日になっている感じがします。
「あぁ、確かに父はこの世にいたんだなぁ」
「母と結婚して、私が生まれたんだよねぇ」
「この家で、一緒に暮らしていたんだなぁ」
みたいな。当たり前だけど
”今となっては当たり前ではないこと”を
強く強く実感する日なんですよね。
不思議だなぁ。
父の痕跡を強く強く感じる一日なのです。
そんなこんなで一泊二日の短い帰省でしたが
母のお喋りに付き合い、
母が作ったごはんをたらふく食べ、
なんだかいつもと違う時間を過ごしたからか
東京に戻ってきたら38度の発熱。
一晩寝たらすっかり解熱してラクになりましたが
やっぱり発熱はしんどいなぁ。
なんてことを思った父の命日でした。
父のことを思うと
人生に「たら」「れば」はないのだなと
強く思う。
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