私の住むサンタクルスにはサンファンとオキナワという2つの日系移住地があります。「私の住む」とはいえ、それぞれ結構遠くてオキナワは車で1時間半ぐらい、サンファンは約3時間かかります。

  

今回は「サンファン移住地」に行ってきました。というのも、同期隊員のかおりさんがサンファンに出張していたので、同じアパートの先輩隊員・あーやと一緒に遊びに行ったのです。早起きしてミニバスとトゥルフィー(乗合タクシー)を乗り継いで3時間。私にとってはちょっとした冒険でした。

  

  

まずは移民資料館を見学。実は今年でサンファン入植70周年。遠い日本から船に乗り40日かけて南米にたどり着いた日系一世の皆さんの苦労や暮らしを知ることができした。当時のサンファンは「犬も通わぬ」と言われたほどの悪路で、亜熱帯で湿度が高い場所を開墾していった歴史や、大変な生活の中でも運動会や演劇などの楽しみを作り出していたこと、そして80年代にはサンタクルスの様々な施設に寄付する活動も始まり「自分たちの生活を開拓する」という状況から「誰かを助ける側」になっていく過程なども知りました。サンタクルスは農業が盛んで、ボリビアの食卓を支えているとも言われています。

  

  

その後は、サンファン在住の日本語学校の先生がご実家に案内してくださり、養鶏場を見せてくれたり、美味しいケーキをいただいたり。お土産にお味噌やお豆腐をいただいて、感謝しても仕切れない…。そして日系一世のおばあちゃまのお話も聞かせてもらえて、色々と勉強になることだらけでした。

今ではボリビア人が多く住むサンファンですが、それでもやっぱり治安が良くて商店の軒先には無防備にいろんなものが並んでいたり(サンタクルス中心地だったら盗まれちゃう!)、街がのんびりしていてその辺にも日本を感じました。

  

  

帰りのトゥルフィーは、おじさんたちとミッチミチになりながら乗ってきた(笑)。

  

  

あーやとかおりさんのおかげで、楽しい思い出ができました。ボリビアにいる間に、国内のいろんな場所に行ってみたいな!!

  

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