今回は、理学療法士のきいちさんです!
隊員になる前は大学の教授をしていた、きいちさん。
訓練所でのあだ名も「教授」でした。
(疑ってネット検索した人、誰〜〜〜!?)
現在はタジキスタンで理学療法士として活動中。
いつも巻いていたネジネジは
タジキスタンでも健在なのかな!?
それでは、いってみましょ〜〜〜〜!!
*現在、どんな活動をしていますか?
大学の先生たちの授業を助けるはずだったが、それは大分以前の要請であると(協力隊あるある)。
来るなら授業をして欲しかったらしいが、言葉が話せない人が来たので困ったと思う。
結局、ちょうど新学期まで二ヶ月ある夏休み期間を現地タジク語の訓練を続ける時間として頂いた。
*どんなお部屋に住んでいますか?
言わば1LDKの新築(まだ出来ていない?)マンション。この国ではバスタブが付いている物件があり、狭くてもお風呂に入りたいのでここを選んだ。建物の半分はまだ工事中で夜もドリルの音が鳴り響く。隣近所もほとんど建築中で朝までブルドーザーや杭打ちの音が鳴り響く。日本では考えられないが、昼間の工事車両による渋滞を防ぐための施策らしい。住民も当たり前のようにしている。寝るときノイズキャンセリング・ヘッドホン必須だったが慣れてしまい無くても平気になった。
*派遣国で一番驚いたことは?
街中の全てと言っていいくらい、そこら中が工事中なのは一番驚いた。逆にあと5年もしないうちに大都会になると思う。また、訓練所では訓練言語のロシア語が話せれば何とかなると聞いていたのに、ロシア語は現地の人達にとっても所詮「外国語」であり若い人にはあまり通じない。ロシア語も確かに役には立つのだが、新たにタジク語を習得しなければまともに活動できないと知ったこと。
あと、お店に売っているコーヒーがほぼ全てインスタントなこと。逆に、一日一回くらいなら停電しても、水が出なくなっても驚かなくなった。
*これまでの活動中に一番うれしかったことは?
同僚への自己紹介のときに「この国が好きで来たが、なぜ言葉が話せないまま来てしまったかわからない」と言ったら、「助けるわよ」と声をかけてくれたこと。
*活動中の失敗や苦労していることは?
二ヶ月の猶予を頂いたが、だからといって習得できるか分からないタジク語の勉強に苦労してます。
*最近買った一番高いものはなに?
玄関のマット(日本人はやはり土足厳禁)、バスタブのマット(老人が転倒する危険性が一番高い場所)。急須(緑茶が飲みたかった)。それぞれ日本円で言ったら2000円, 1500円、1000円くらい。高くないけど気に入ったのがキッチンスケール500円くらい。
*今、一番欲しいものは?
ギター。荷物制限で持ってこれなかった。
*2年間でやりたいこと&これからの目標は?
そもそもの活動がどう「始まる」のかも未だに目処がつかない。それでも活動先や学校で、最終的にはやはり患者さんのためになるようなことをしたい。前半で学生や教員とコミュニケーションがとりながら授業がどのように行われているかを把握、後半は治療も含めて臨床実習など現場に関われるようになれば目標達成だと思う。
*みんなにメッセージをお願いします!
予想外のことや、途方に暮れそうになることばかりですが、「みんなも頑張ってるだろうな」と思うと不思議に力が出て乗り切って来られた。とにかく、元気に帰って、いずれまた会いましょう。楽しみにしてます。
【あとがき @non】
きいちさん、というかキーちゃんは実は訓練中というよりも、訓練が終わってから東京の表敬訪問の度に毎回飲みまくったおかげでグッと仲良くなれました(笑)。行ってみたら要請が変わっていたり、言語が違っていたりというのは「協力隊あるある」なんだけど、直面すると戸惑うし困るよね…(同じパターンの隊員、他にもいるよねきっと…)。でも、今の段階できちんと目標達成のために前半・後半のプランを見据えているのはさすがだし、経験豊富なキーちゃんならきっと上手くできると思う!だって、教授だもん!!そして早く家が完成しますように…。2年後、また新宿で飲み明かそうね!!

キーちゃん、ありがとうございました。
ということで、次回は誰かな〜〜!?
non。