難しい話は好きじゃないんだけど、

自分が理解できないのはもっと好きじゃなくて。

私たぶん、そんなにカンとか悪くないのにうまく理解できないことがあって。

というか、フレームはぼんやりつかめるんだけど中身が明確に見えないというか

核の部分が掴めない感じで。

そんなモヤモヤを友達にぶつけたら、道端で2時間ぐらい立ち話しながら

私の『知りたい欲求』に付き合ってくれました。深夜に。深夜なのに…。

ありがとう。

本当はすぐに帰るつもりだったのに

『わからないのって気持ち悪いでしょ?』って言ってくれたので、お言葉に甘えました。

結果、なんとか5割ぐらいわかった。って、5割かよ!!って感じだけど。

私は自分の仕事は。翻訳作業に近いことだと思っていて。

もちろん『言語』的な翻訳作業ではなくて、考え方とかアイディアとか

うまく伝わらない時に、間に入ってわかりやすく

翻訳することも仕事の一つだと思っていて。

(放送作家がよくカウンセラー的な役割を担うと言われるのはこれが要因だと思う。)

このまま理解できなかったら、そんなこともできないし

なによりも『わからないことが、わからない』状態なのが気持ち悪くて。

まぁ、最終的には立ち話しすぎて腰が痛くなって。

『腹筋がないんだよ』という指摘をされて。

『あぁ私、腹筋がないんだ』という発見もありましたが。はい。

テレビって、『1億総内輪ウケ』だと私は思っていて。

そういうムーブメントを作れるモノだし、作るモノだと思っているんだけど。

で、みんなを巻き込んで日本中が楽しくなれたらいいなって思っていて。

それはテレビの仕事をしたいと思った二十歳の頃から変わらなくて。

でも、もう『巻き込んで』っていう発想が時代遅れなのかもなって思ったのです。

『巻き込まれる人』なんてあんまりいないのが現状だよね。

だって他にも楽しいこといっぱいあるし、情報を得る手段はたくさんある。

それを見て見ぬふりして、時代遅れのお菓子を作り続けて

『なんでみんな食べてくれないんだろう。昔はみんな大好きだったのに。』って

ボヤいてるだけの状況なんだろうな。今って。それじゃ何も前進しない。

じゃぁ、どうやって前進したらいいのか。

一介の放送作家には何もできないけれど。

こういうこと考えてたら、同じこと考えている人を繋げることはできるからね。

放送作家ってよくわかんないけど、よくわかんない知り合い多いから(苦笑)。

ま、そんなこんなで。

頭を使うのは疲れるけど楽しい。楽しいけど疲れるね。

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