アラフォー世代なら誰もがきっと手に取ったことがあるであろう不朽の名作、
紡木たく先生の『ホットロード』がこの夏、ついに映画化されます!!!
ということで、かなり前のめりで試写に行ってきました!!!
というか、今の若い子たち(というかアラサー世代とかも…)
『ホットロード』って言っても知らないだろうなぁ。
実は私自身もドンピシャというワケではなく、私たちよりちょっと上の世代なのよね。
私たちはどちらかというと同じく紡木たく先生の『瞬きもせず』世代なので。
で、『ホットロード』って何なのかというと
1986年から翌年まで別冊マーガレットで連載され、
全4巻で700万部という驚異的な発行部数を誇る、紡木たく先生の漫画。
母親に愛されていないのではないかという寂しさを抱えて生きる主人公の和希を演じるのは、
今最も注目を集める若手女優、能年玲奈ちゃん。彼女だけが持つ透明感を生かし、
ヒロイン、和希を演じ切っています。
また和希が惹かれていく不良少年、春山役に抜擢されたのは、本作が映画初出演となる
三代目J Soul Brothersのボーカル、登坂広臣くん。
イケメンかどうかは判断が難しいところですが…とにかく体はムキムキっぽい。
まぁ、一言で簡単にいうと『昭和の暴走族のお話』です。はい。
映画の中では80年代の暴走族やらファッションを忠実に再現しているのですが
これがですね…ダサい…。ダメだ…昭和の暴走族を21世紀に再現しちゃ、ダメだ…。
まだ『逆にアリだよね!』って言うほど、時代が廻っていなかったよ…。
なので、『別マ』で読んでいた頃はいちいちキュンキュンしていた
『こんなに誰かを好きになったのは、はじめてだった』とかいう台詞の数々も
なんだか『ベタドラマ』を観ているようで、こそばゆい…。
主役の和希を演じる能年ちゃんは、本当にいくつもの表情を持ち
『深い表情』っていう表現がぴったりなぐらい色んな顔をみせてくれる。
でも、喋るとどーしても『あまちゃん』なんだよなぁ…。なんだろう、アレ…。
難しいね、イメージって。
逆に春山役を演じる登坂君は、新鮮だった。
まだ何にも染まってないから見やすかったのかなぁ…。
なんだろうな…でも、舞台となる湘南・藤沢はとても景色が綺麗で
台詞の途中なんかに、ものすごく絶妙に海のカットとか入ってきて
この監督さん…編集がめちゃくちゃ上手いなぁと思ったり。
結局、ストーリーはなんだったのかよくわかんないんだけど
壮大なイメージビデオを観ていると思うと、とても心地よいです。はい。
とにかく、実景が美しい作品です。
映画『ホットロード』は8月16日(土)公開です。
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