泣ける、泣けると話題の映画、

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観てきました。

いや~。

もう。ヤバいっす。号泣です。鼻水ダダ漏れです…。

こんなに泣けるともう、逆にスッキリするぐらい。うむ。

ストーリーは…

9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーは、

クローゼットで1本の鍵を見つけ、

父親が残したメッセージを探すためニューヨークの街へ飛び出していく。

第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、

そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、

最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していく。

というもの。

9・11で父親を亡くした少年と言う役どころを、オスカー役の男の子が

本当にピュアに真摯に演じていて、その演技を見ているだけで泣けてくる。

あのテロの直後に多く公開された、

『反テロ系』とか『テロの真実系』の映画とは違い

あの最悪の日に父親を亡くした一つの家族の姿をリアルに丁寧に描いている。

少年の心の葛藤と苦しみが、もうスクリーンからにじみ出ていて

途中から涙が止まらなくなりました。

すごく繊細で臆病なオスカーなのに、誰かが傷ついていると

『can I kiss you?』って、そっと寄り添ってあげられる…。

それは彼の亡くなった父親が、きっとそうやって

彼に寄り添って生きてきたからなんだろうなぁっていうのが

よくわかる描き方でした。

さらに。

母親の少年に対する絶大なる愛。

これはもう、揺るぎのないもので大きなもので絶大なもので

なんだかもう、涙腺決壊…。

『あの日から、ありえないほど努力してるのに…』

オスカーがそう言った瞬間から、彼がやっと苦しみを外に吐きだし

再生に向かって加速度で展開する様子と、

母親が捨て身で息子に寄り添うストーリーが愛に溢れていて、

本当にすばらしい。

今回は、女子ディレクターのコッシーちゃんと一緒に観に行ったのですが

コッシーちゃんもやっぱり、涙腺決壊。

そして、この映画のすばらしかったところはずばり『字幕』。

まぁ、英語がわからない私が言うのもなんですが

日本語訳の字幕ってこねくり回した結果、全く違う日本語になってたりとか

あったりするじゃないですか。某大先生とか…。

でも、この映画は過不足なく、シンプルに日本語訳されていて

しかも、今の私たちの生活にリアルにある言葉で訳されていて

すごく見やすかった。

それもまた感情移入したポイントなのかもなぁ。

とにかくもう、号泣必至。

そして、オスカー役のトーマス・ホーン君がとにかくすばらしい。

3年後の彼が、今から本当に楽しみです。

きっとイケメンになるに違いない!!