青山スパイラルで行われている大好きなブランド
『mina』のテキスタルデザイン展
『mina perhonen 進行中』 に行ってきました。
私がminaに出会ったのは2000年ごろ。
当時、創刊したばかりのオシャレサブカル雑誌
(タイトルを忘れてしまいました…)の
巻頭グラビアに、minaのコートを来た女の子が乗っていたのです。
そのコートは、ものすごくシンプルなんだけど
とっても印象的でとってもオシャレで目が離せない。
デザインはすごくシンプルなのに、なぜなんだろう…と思っていたら
テキスタル、つまり布そのものがものすごく印象的で
インパクトのあるものだったのです。
それ以来、minaが大好き。
だけど、高いから中々買えず、いつも見るだけ。
そんなminaの作品、
しかもテキスタルに触れられる展覧会とあってハリキッテ行きました。
会場には、皆川さんもいらっしゃって私は内心大興奮!
聞きたいことがたくさんあったし、
お話してみたかったけど忙しそうなので自粛しました。
大人になったな、私…。
会場は、皆川さんのメモから発注書、そしてお洋服までまさにmina ワールド全開!
感動です!感激です!!
モノづくりって、やっぱり本当に素敵だなぁって思いました。
そして、才能に恵まれた人が
きちんと才能を開花されることの貴重さとすばらしさ。
皆川さんは素人目に見て、決して絵が上手いわけではないのですが、
その発想力がつくづく豊か。
彼の中からテキスタルデザインが溢れて
生まれてるんだなぁってのがわかる展覧会でした。
そんな展覧会には、展示物の一つ一つに小さなメモ書きが。
そこには、展示物の説明はもちろんのこと皆川さんの気持ちも書かれています。
絵と文章では、表現方法は違うけれども
人を感動させたり心に触れるという意味では
一緒なのだなと再確認しました。
先日、『AERA』でも皆川さんの
インタビュー記事が載っていましたが、その中で印象的な一言を
紹介させてください。
『続いて欲しいのは、フィロソフィーです。駅伝のように、考え方やデザインが
伝わっていけばいい。僕はまだ“物質”を見せている段階だと思っています。
…いずれは、“考え方”を示せるようになっていきたい。』
クリエイティブ(作品)なモノをフィロソフィー(哲学)まで昇華させるって、
きっととてつもなく大変でとてつもなく難しいけど、
それ以上にとてつもなく尊い作業だと私は思う。
私もそんなクリエーターになりたい。
今、私がうみだす言葉がフィロソフィーとしてみんなに伝えられるように。