バイト先の書店で
『泣ける本が読みたい』キャンペーンが始まりました。
春って、気持ちがいいけど、気持ちが揺らぐし、
なんとなく泣いたらスッキリするよね…と言うことで。
今回も選書をお手伝いさせてもらって。
いや〜でも、泣ける本って難しいよね。
個人差あるしさ・・・。
と言うことで、私が個人的に号泣必至の小説を
少しだけ紹介させてもらいます。
①『八日目の蝉』角田光代
直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は――!? 極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞受賞作。
Amazon商品ページより
とにかく、泣きたいならこれを読めばいい。
と言うぐらい、最後は涙で文字が追えなくなります。
母性ってなんだろう、親子ってなんだろう、
血の繋がりってなんだろうって考えさせられる。
ちなみに映画化もドラマ化もされていて
映画はNetflixなどで見れるみた。
映画はメロンパンのところでいつも号泣。
しっかり泣きたい人にオススメ。
②『くちびるに歌を』中田永一
長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の音楽教師・松山先生は、産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。
一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課していた。
提出は義務づけていなかったこともあってか、彼らの書いた手紙には、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていたー
Amazon商品ページより
爽やかな青春小です。
なので、爽やかな涙をご所望の方にオススメ!
仲間とか友達とか、そして自分とか…
10代の頃のあの感情って特別よね。
汚れちまった大人の心も浄化してくれるよ。
ちなみに、中田永一さんといえば
『百瀬、こっちを向いて』も好きなんだけど
これもまた青春小説&装丁が超素敵だから読んで!
でもって中田永一さんは、ミステリー作家・乙一さんの
別名義でもあって。
本格ミステリー作家がこんなにピュアな青春小説を…
と思うと、その才能に眩暈がします。
あと、もう圧倒的に泣きたい気分…って時は
重松清さんの何かを読めばOK。(急に雑な紹介…)
重松さんのストーリーは読みやすいし、
感情移入しやすいので大人はもちろんのこと
中高生にもオススメです。
天気がいいのにステイホーム推奨の今年のGW。
日当たりのいい場所で、のんびり読書しながら
泣いてデトックスはいかがでしょうか?
ジーダブ明けたら、また戦いの日々だからね!
(我々は、なにと戦うのか…)
non。