約2年続けた書店でのバイトを辞めましたー!

2020年、コロナの感染拡大が全世界的に進む中

思いつきとも言えるレベルで突発的に始めた

書店でのバイト。

想像以上に、貴重な経験をさせてもらえて

感謝しかありません。マジでマジで。

接客経験がほぼゼロの40過ぎの謎のおばさんを

採用してくれた書店に感謝だし、

温かく見守ってくれた

テレビ王国の皆さんにも感謝だし、

辛い時に話を聞いてくれた友だちにも感謝だし、

私がやりたいようにやらせてくれた

旦那ちゃんにも感謝。

もう、全方位で感謝しかありません。

  

書店での時間は、放送作家だけやっていたら

決してできなかったであろう経験がたくさんできて

ものすごく刺激と発見に溢れていました。

レジに立って、色々なお客さんと話すことで

コロナ禍で街の人々がどういう感情を抱き

なにに苦しみ、どんな楽しみを見出していたのか

少しだけ分かったような気がします。

思い返してみてもいろんなお客さんがいすぎて

本当に濃厚な時間だったなぁ…。

思い切ってテレビ王国から出てみたからこそ

知り得たことがたくさんありすぎて、

いい歳こいて世界の広さを再認識しました。

  

でもって。

40を過ぎて全くやったことのないことに

挑戦した自分も褒めてあげたいと思います(笑)。

接客の仕方から、レジのやり方、本のカバー…

覚えることがめちゃくちゃ多くて

脳みそパンクしそうになった日もあったけど

一つずつできるようになるごとに

自己肯定感もあがるし、純粋に

「できなかったことができる楽しさ」を

改めて知るいいきっかけになりました。

  

今回、辞めた理由は…

放送作家との両立が厳しいということよりも

コロナに対する衛生観念や危機感覚が

お店とどうしても合わなくて、

これ以上、書店にいるのが難しくなり

やめることにしました。

コロナに罹患しているのに、何度も出社したり

コンビニに行っちゃったりする感覚は

私にはどうしても理解できなくて…。

「店にも店の事情がある」と言われたのですが

いかなる事情があるにせよ、コロナに罹患した人が

たびたび出社しちゃうような環境に

身を置くことに恐怖を感じました。

放送作家の仕事にも影響しまくりだし、

なによりも私の場合、

家族の命が危険にさらされるので。

コロナに罹ったら、外出を自粛して

感染拡大を食い止めるのが

一般的な考えだと思っていたけど

(少なくとも私の周りの人はみんな

 そういうふうに考えているけど…)

世の中にはそうは思わない人もいるのだなぁ

ということを知るきっかけにもなりました。

  

そんなこんなで、最後の方は

出社することにちょっと抵抗があったけど

2年間、貴重な経験をさせてもらえたことに

本当に感謝しています。

特に読書量が増えたわけでも、

本に詳しくなったわけでもないけど(笑)、

思い切って挑戦してよかったです。

今は、なんだか長い長い夏休みが終わったような

気分です。

ということで、普通の放送作家に戻ります。

  

non。