父の三回忌でした。
去年が一周忌なのに、今年は三回忌。
この仏事のカウントシステムって謎が多いけど
(いや、わかってるけどね…私、大学で専攻してるし)
まぁいわゆる一つの「数え年」的なsomethingらしい。はい。
ということで、今回も我が家は家族だけでお坊さんも呼ばずに
「オリジナル三回忌」でした。
新盆で、お寺への不信感を募らせた母が一周忌の時に
「誰にも頼らず自分たちだけで一周忌をやる」と言い出し、
お坊さんも呼ばずに自分たちだけで般若心経を読み、
父を悼み、お墓まいりをして、
精進落としの代わりに家族だけで食事をして…とやったのですが。
今回の三回忌も全く同じように家族みんなで般若心経を読み、
食事をして父の話をしました。
一周忌よりは少しだけ、般若心経を読むのがうまくなってる気がする。
「この調子だと、七回忌はだいぶいい感じなんじゃない?」
なんていう能天気な我が家。
いつも思うけど、こんなクレイジーな法事に付き合ってくれる
旦那ちゃんってすごいなぁって思う。
変にピュアだから、頑張って般若心経とか読んじゃってるし。
普段そんなに大きな声ださないでしょーよ。
普段、私が実家に帰る時は一人で帰るので。
(旦那ちゃんが一緒だと、母も彼もお互いに気を使いすぎて疲れるのです…私が。)
久しぶりに旦那ちゃんに会えた母は嬉しそうで、大興奮で。
『モネ展をみたら絵を描きたくなったんだけど、
ちょっと絵を描くコツを教えてくれないかしら?』
とか
『台湾に行くから中国語を教えてちょうだい!』
と相変わらずのグイグイ系で、でも一生懸命答えようとする
彼がとてもかわいかったです(笑)。
頑張ってるなぁ〜みたいな。
他人とこんなにコミュニケートするの得意じゃないのに。ありがとう。
朝から長距離の運転をしてくれて、
頑張って『お婿さん』をつとめた彼をねぎらうため
東京に戻ったら彼の大好きなカレー屋さんでカレーディナー。
ここのカレーが一番美味しいと言い張る旦那ちゃん。
うん、確かにここのカレーはダントツ美味しい。
そんなこんなで、無事に三回忌が終わりました。
他人からみたら三回忌なんてどーでもいいことかもしれないけれど、
私にとってはやっぱり特別大切なことで。
だって父のことだし家族が集まる貴重な時間だし。
そのことが中々、理解してもらえないシーンもあったりして。
しんどかったりもしたけれど。
これでいろんな人の本当の姿が見えた気がした。
やっぱり人生って、すべての経験が糧になるのね。うん。
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