国際映画祭の上映作品に選ばれたり

活動先とは別の私立大学で先生をやったり

自分で番組を制作したり。

確かにこれだけ見たら

「すごい」ってなるかもだけど、

私はたぶん、JICAとしては「失敗例」です。はい。

海外協力隊に成功も失敗もないかもしれないし

とにかく元気に帰国できれば100点とは

言われるんだけど。

隊員は自分の知識や経験を

派遣先で共有することが目的とされていますが

その点では私は全くできていません。

  

最近、よく同期とかが

「のんちゃんの活躍、すごいね!」

「派遣された地域でちゃんと結果を出してすごい」

とメッセージをくれるのですが、

いやいや、逆に活動先(テレビ局)に根差した

結果が何もないのですよ。

あとはまぁ、ほら、SNSって自分のいいとこしか

出さないじゃん(笑)?

(私はドロドロしたところも全部出すけど)

  

テレビ局での私といえば相変わらず一人で

番組を制作しています。

番組制作ってチームになってみんなで考えて

いろんなアイディアを出し合って作るもんだと

思ってたんだけど、お金も人もいないから仕方ない。

テレビ局的にも

私は局が雇っているスタッフではなく

お金がかからないボランティアだから

自分たちの仕事を手伝わないなら

ボーッとさせておくよりは「なにか作れば?」って感じ。

「でも、自分たちは手伝わないよ」というスタンス。

なので私は相変わらず自分で出演者を探して

出演交渉して、1人で構成会議して(脳内)

一人でロケハン行って、自分でインタビューして

撮影と編集はスタッフがやってくれるけど

それも作業としてやっているだけ。

編集スタッフは

台本を読んで色々アイディアをくれるけど

撮影スタッフに至っては台本すら読まない。

ビビるでしょ?

この撮影と編集も局の他の仕事が優先されて

私は簡単に後回しになる。

いやもうね、よくこんな状況で活動してるなって

思うもん。普通なら病むよ。

こんなに頑張る意味がわからない時があるし

全てを投げ出した方が楽なのになって思うこともある。

それでもやるのは、シンプルに

『番組制作が好きだから』です。

  

そんな状況です。

元々、放送作家って

ひとりで地道に台本を書くのが仕事だし

だからボリビアでも一人で仕事するのは苦じゃない。

むしろ集中できるし、

これがスタンダードなんだよねって感じではあるんだけど。

スタッフと雑談をすることはあっても

ブレストしたり、協業したりと言うのはゼロ。

もっと言うと、局のみんなは

私がなにをしているのか知らない人も多いし

(相変わらずインターンだと思ってる人もいる)

国際映画祭に選ばれたと言うのも興味ない。

私自身も、もうこの局で

「みんなと一緒に」と言うのは正直諦めてる。

  

だから、組織の中にちゃんと溶け込んで

地元の人と一緒に協業できている隊員さんたちを

心からすごいなって思っています。

本来はそれが海外協力隊の正しい在り方。

もちろん、一人で戦っている隊員さんも偉い。

だって、言葉のわからないところで

一人ぼっちで立ち向かうって、

超大変だし、かなりカロリーが高い。

  

私は結局、ボリビアまで来て

フリーランス根性が抜けず、

一人で地道に作業してる。

だからね、

なにか目に見える結果として残そうと思って

映画祭に出品したり

ちょっとしんどくても私立大学で授業したり

しているのです。

  

なにが正解かなんて言うのはわからないけど

協力隊員はやってみてわかる現実が

たくさんある。

いい意味でも悪い意味でもね。

  

non。