私の周りのギョーカイ人視聴率100%とも言える
映画『さよならテレビ』をようやく鑑賞。
テレビが”オワコン”になりつつある今、
その現場で何が起こっているのか…
報道の現場に密着したドキュメンタリー映画。
…なのですが、
事前に資料とかを読んで私が想定していた内容と
ちょっと違っていて、拍子抜けしたと言うのが
素直な感想。
面白かったけど、あ、あぁ〜そう言うことね。
みたいな。伝わらないだろうけど(笑)。
とはいえ、これを 観て
私の周りのテレビマンの多くが
『語りたくなる!』『考えさせられる!』
と言う感想を持っているのも事実。
なのに。
なんで私には、
そういう感情が芽生えなかったんだろう…
って、冷静に考えてみたんだけど。
これ、テレビへの向き合い方の違いなんだよね。
私自身が「権力を監視!」とか
「弱者の味方!」みたいな感情で
テレビに携わっていなくて。
つまり『ジャーナリズム』を抱いていなくて。
だから、なんかこの映画を見ても
フワ〜っとした感想しか出てこないんだな。
私が番組を作るときに大事にしていることは
『出演してくださっている方が
チャーミングに見えこと』
と言う一点で。
『正義が!』『イデオロギーが!』みたいな
発想が欠落したまま、
ずっとこの世界で生きてる。
もちろん、テレビという
巨大メディアで扱う責任とか重みとかは
重々理解しているけれど。
それを理解している上で、
自分にとって一番大切なことは
『いかにチャーミングに見せるか』
ってことなんだよなぁ。
なんだろな。
まとまりがない文章になっちゃったけど
一つ言えることは、
どのギョーカイにも職場にも
使えないヤツって必ず一定数いるもんだな
ということ(笑)。
テレビ屋以外がこの映画を見て
面白いかどうか、私は理解できないんだけど
もし見た人がいたら、感想を聞いてみたいな。
non。