母が東京に遊びにきました。
仲良しPのつっつんが『俺たちの国芳 わたしの国貞』のチケットをくれたので
一緒に行こうと誘ったのです。ということで、今回はbunkamuraなので渋谷。
しかも土曜日の渋谷…ちょっと母にはハードルが高いかしら…。
激混みの展示をなんとか見て、お腹がすいたのでVIRONへ。
わたくしは、アボカド&エビのサラダをいただきましたよ。母はお肉のプレートを。
相変わらずおいしゅうございます。特にパンが。
でもって、『何をしたい?』と聞いたら、
『渋谷なんてくるの久しぶりだから歩きたい』とおっしゃる。
いやもう、本当にアクティブシニアですよ。シニアなんて言葉が似合わないけど。
でももう68?ぐらいだからシニアだよね。
若者でごったがえすセンター街を歩き、
パルコが閉館しちゃうんだよなんて言いながら歩き
東京出身の母は、自分がヤングだったころの渋谷に思いを馳せ、
懐かしそうに街を見る。
そして、思いついたように高い高層ビルを指差して
『のんちゃん、あの高いビルの上に登りたいわ!』とおっしゃる。
え!?なんで…高いビル!?と思ったら、
『だって田舎には高い建物がないじゃない』とのこと。
ジャスコでも街の体育館でも役場でも高くてせいぜい3階建てだと。
あんな高層ビルなんて、東京にこないと登れないから、
ビルの上から街を見てみたい、と。
たしかに。
そうか、それは盲点だった。そして…
『私が若かった頃、あんなに高いビルなんてなかったもの』と。
たしかに!そうか!!
ということで、ヒカリエの11階のラウンジへ。
高いところから渋谷を見下ろしてみたけれど、実際にはゴチャゴチャしていて
母が望むような風景ではなかったかもしれない。
だけど、『こっちが新宿だよ』とか『あっちが原宿の方だね』とか言いながら
一緒に渋谷を眺めて、なんだか途端に母が歳をとったこと、
そして自分も大人になったことを実感して切なくなった。
景色を見たら気が済んだのか『お茶がしたい』と。
ヒカリエのラウンジのカフェに行こうとしたら
『のんちゃんが普段行っているようなカフェがいい』と言われ…うーん…
普段、私は主にコンセントカフェだからなぁと思いつつ、
表参道まで散歩しながらカフェへ。
この後、私は仕事だったので夕方に母とは解散。
まぁ母もこの後、千葉まで帰らなくちゃだからあまり遅くなっても疲れちゃうしね。
楽しんでもらえたかな…楽しんでもらえたらいいな。
親孝行はできるうちにしなくちゃね。
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