ウィーンの街は、とにかくもう皇妃エリザベート押し。
シシィの愛称で親しまれた皇妃エリザベートは、絶世の美女と謳われ
旅と詩を愛し、波乱の人生を生きた女性です。
いやしかし。
このシシィってのが、皇族のしきたりやら空気やらになじめず
公務を放り出して、基本的に旅に出ちゃう系の人。
いわゆる、『自分探し大好きちゃん』って感じなのです。
私は、自分の義務を果たさずに
権利ばかりを要求する人が本当に嫌いなので
最初、シシィに対してもどうも心が開けなかったのですが
いやしかし、超絶美人なら仕方ないのか…なんて思ってみたり。
そんなシシィちゃんを、妙に愛しく思えたのは、
『シシィ・ミュージアム』を見学した後。
ウィーンの王宮に『シシィ・ミュージアム』があり、
そこにはシシィが愛用していた美容体操の器具なども展示されています。
それを見た瞬間、なんかもう一気にシシィがCuteに思えてしまいました。
だってこの人、ぶら下り健康機や吊り輪みたいなものを部屋に設置し
日々、スタイルキープに勤しんでいたんだとか。
19世紀ですよ!!!
基本的に毎日3~4時間のウォーキング、
そして現代のスタイルのお風呂を王宮に持ち込んだのもシシィちゃん。
そこで毎日、1時間以上オイルバスやらスチームバスやらしていたらしい。
その情熱、頭が下がりまくりっす。
ちょっとでも太ったら断食して、
究極は美肌のために馬の生肉のパックをして
寝ていたんだとか。く、く、くさそう…。
ちなみに王宮の人たちからは、全く理解を得られなかったそうな。
うん。わかる気がする…。
その努力の甲斐あって、生涯ウエスト50cmを
キープし続けたというシシィちゃん。
そのすさまじいほどの努力っぷりには、もう脱帽。
あ、脱毛はしていたのかな…。
もう本当に、その美を追求するシシィちゃんの気迫にビビり
歴史よりもそっちに興味津々になってもうた。
シシィちゃん、現代に生きてたら絶対、整形していただろうなぁ。
ちなみにシシィちゃんの夫のフランツ・ヨーゼフ1世さんは超働きモノ。
毎朝3時から起きて深夜まで働いていたらしいんだけど
この人、鉄のベッドに寝てたらしいんですよね。
まぁ、自分に厳しいってことなんでしょうが…。
でも、鉄のベッドなんかに寝てるから疲れがとれずに
仕事の能率も下がってたんじゃねーの?なんて冷静に分析してみたり。
ま、そんなこんなでウィーンのシンボルとなったシシィちゃんに触れ
私もちょっとオンナとしてもっと本気で美を追求すべきだわ…なんて
思ったり思わなかったり。
そして、王宮を見学していたらWeddingカップルに遭遇!!!
ぎゃー!!キレイすぎる!!素敵すぎる!!!
と、大興奮の私なのでした…。
いいなぁ。誰かここで結婚式やって~~~~~~!!!!!!
外国人のKISSって、なんか妙に絵になるのよね。
どこのどなたか存じませんが、お幸せに!!!