冬休みに読んでいたのは大ヒット小説で映画化もされた

『永遠のゼロ』の著者、

百田尚樹さんのショートショート『幸福な生活』。

これね、本当に今までに読んだこともないような短編集で。

最後の1行が決め台詞になっていて、『え!?』って驚いたり

『なるほど〜』って唸ったり、『この手があったか』と感心したり。

とにかく、ものすごくおもしろいです。

ストーリーは一見して何気ない短編小説なんだけど、

最後の1行に向けての落とし込みがすごい。

あぁ、クライマックスってこうやって作っていくのね、と。

やっぱすごいや…百田さん。

同じ放送作家だけど、私…こんなもの書けないっす…。

っていうか、どうやったら書けるんだ、こんなに面白いもの!!

ストーリーもそうだけど、とにかく1行を最後のページに落とし込むという

ページ校正にまでこだわっていて。

これってやっぱり小説家というよりは、

映像でモノを考える放送作家の発想だよなぁなんて感心したりして。

いつもなら、面白かったら寝る間も惜しんで一気読みするんだけど

これは読み終わるのがもったいなくて、

我慢しながらチビチビ読んでいたら実家に持って帰るのを忘れて。

帰省中の5日間は、早く続きが読みたくてたまりませんでした!!!

短編集だから、読書が苦手な人にもオススメ。

半身浴のお供とかにもいいかもね!!

お外は寒いから、お家の中で三角座りして本を読むのが楽しいです。

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