最近、ずっとずっと若い頃にご一緒していた大御所作家さんとまた

一緒に仕事をする機会があって。

10年ぶりぐらいなんじゃないかって感じで

もしかしたら私のこと忘れちゃってるかもなぁって思って

『小林です。よろしくお願いします』なんてごあいさつしたら。

『な~に他人ぶってんだよ!おまえ、のぞみだろ!“あの”のぞみだろ!!』

と言われ。おぉ!!!覚えていてくださったんだ!!!と感動したんだけど

いやしかし…“あの”ってのはどういうことだろうか…(白目)。

まぁ、わたし…若い頃、相当ナマイキだったしヤンチャだったし…。

思い出すと恥ずかしい…今はだいぶ穏やかなBBAになったけど(なってない?)。

先日もとある会議で

『そういえばのぞみは昔、会議で玉ねぎ食ってゲロ吐いたよな!』

って先輩が急に思い出して。

…はい、確かにゲロ吐きました。

しかも、割と本気のゲロ…っていうか、玉ネギ嫌いなのに

『玉ネギ嫌いの人でも、きっと好きになる玉ネギケーキ』っていうのがあって

じゃぁなおさら、のぞみが食ってみろということになり食べたら

猛烈にゲロ不味くて、ゲロったんです。

あれもう、軽いトラウマレベルですよ。

そんなこんなで。

『お前はいつもコンビニでパンツ買ってた』だの

『タクシーに乗りすぎてドライバーを雇おうとしてた』だの

『大失恋してこの世の終わりみたいな顔してた』だの

私が忘れていた(記憶を抹消していた)

20代の頃の自分を覚えてくださっている大先輩に再会できて

非常にうれしいです。本当です。

ここには書けないようなシッチャカメッチャカな自分が

確かに生きていたんだなぁ、と。

あの頃は忙しすぎて、自分のやっていることに意味があるなんて思わなかったけど

こうやって考えてみると、やっぱりあの無茶苦茶な生活も無駄じゃなかったんだな。

なんだか、人生って面白い。

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