実態があるようで、その実、

どんな仕事をしているのか謎の職業『放送作家』。

いやいや、仕事の内容、ちゃんと言うことできますよ。

台本を書いたり、企画書を書いたり、会議に出たり、アイディア出したり。

基本的に脳みそが使える場所があれば、どこにでも伺います。

自分の脳みそをちぎって売ってるイメージです。

(って考えるとホラーだけど…)

 

先日、会議でクライアント様にものすごく怒られたんですよ。

会議室に入った瞬間から、先方は怒る気満々で

こりゃ、何を言ってもダメだな〜って状態だったんだけど。

ただ、こっちとしても怒られるようなことはしていない自信がある。

だから余計に冷静になって話を聞けました。

 

いやしかし、一緒に怒られていたスタッフは会議室を出た瞬間

一種の興奮状態。そりゃそうだ。

怒られる理由もないのに頭ごなしに怒られたのだから。

落ち込む子、逆に怒る子、混乱する子、放心状態の子…。

そんな時に、声をかけて軌道修正してあげる役割を担うことが

自分には多いなと思って。

別にリーダーシップがあるとかそう言うことじゃなくて

多分、同じチームとはいえ作家って少しだけ外側にいるので

完全なる主観にならないんだろうなぁ。

『とりあえず、次の会議のスケジュールを決めよ!』

『次までにこれとあれを調べてきてね。』

『次回の打ち合わせでは500ページぐらいある構成出しちゃお!』

『とにかく一回冷静になって、作戦会議はそれから!』

『よし、まずはチョコを食べよう!』

って、みんなに声をかける。

少しでもみんなの気持ちが落ち着いて、最後には笑顔になれたらOK。

 

やっぱり『怒り』は何も生まない。

『怒り』ってクリエイティブじゃないんだよな。

笑ってちゃんと話せる環境を作っていくことが、クリエイティブの一歩だと思うのね。

 

台本を書いたり、企画書を書いたり、アイディアを出したりするのも

もちろん私たち作家の仕事だけど

みんなの気持ちを作ったり、環境を作るのも私の役目なのかなと

最近思うようになりました。

その意味で、保健室の先生みたいな感じ。

仕事って、色々カタチを変えていくから面白いな。

 

写真は最近、旦那ちゃんがはまっているガレット。

ガレットのようにみんなを包み込んであげたいよ。

って、それはウソ(笑)。

 

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