ウィーンで私が好きになったスポットの一つ、王宮。

ハプスブルグ家の歴代皇帝が執務を行い、生活した宮殿なのですが

今では広い庭などが市民に解放されています。

歩き疲れた夕方。

王宮の庭の芝生で横になって、写真を撮っていました。

空が青くて、風がきもちいい。

芝生のにおいをかいだのなんて、本当に久しぶり。

なんだかもう、アタマもココロも空っぽになって本当に久しぶりに

リラックスできる時間でした。

コトバがわからないから、なおさら。

私の思考を遮るものがない。これって意外と大きいですね。

自分とたくさん、対話をする。

なんてことを考えてたら、一人の女の子が声をかけてきました。

向こうも片言の英語。

ん?なんかアジアっぽい。韓国?中国??

って思っていたら、中国からやってきた女の子でした。

彼氏とウィーンに旅行に来たんだけど、彼氏は博物館に行っちゃって

その間、私と同じように芝生でゴロゴロしてたみたい。

で、『あなたの写真を撮ってあげるわ!』みたいなことを言う。

ということで、急きょ写真撮影大会に(笑)。

お互いにお互いのカメラを持って、いろんな角度から写真を撮りっこ。

そんな、彼女イチオシの写真がこちら!!

完全にくつろいでる…私…。

いやしかし、最近でウィーンではカメラ強盗が流行っているらしく

本来ならこんなにあっさりとカメラを渡すべきではないらしいのですが

まぁ、お互いにお互いのカメラを持ってたし…。

何も考えずに、ただ目の前に広がる青空をボンヤリと見る。

誰かの妻でもなく放送作家でもない、一人の私。

それはもう、すごく自由な気がしたけれど

その一方で、ものすごく不安にもなった。

夕暮れのウィーンで一人。そんなことを考えたりなんかして。

☆おまけ☆

デキゴコロでかったホットドッグが異常にデカくてビビるの巻。