先日、大切なお友達の門出をお祝いする機会があり

なんだかちょっとセンチメンタルになったりもして、

自分がフリーランスになった頃を

思い出しました。

私がフリーになったのは、たぶん27歳ぐらい。

記憶が曖昧なのは忙しすぎて

当時のことはあまり覚えてないのです。

ただ、放送作家になって2年ちょっとで

フリーになっているので、今考えると

「ようやったなぁ〜」って思います。

やっぱり若さって偉大だ(笑)。

当時はもういろんな意味でいっぱいいっぱいで

フリーになることの不安よりも

「環境を変える」ことばかりを考えていて。

私の場合、ADを辞めて翌日から放送作家になり

(下積みとかゼロなんですよ…運が良くて)

昨日まで某番組のADとして会議で板書してたのが

翌日からは放送作家として

数本のレギュラー番組を担当すると言う

謎の状態でした。

これはもう、どさくさに紛れてありがたさしかない。

作家事務所にいて

楽しかったことも、大変だったことも

どちらもたくさんあったけど

とにかく忙しくて、お金がなくて、

ちゃんと「自分らしく」なりたくて、

飛び出しました。

あの当時の私のファッションを覚えている人には

「The 女子!」ってよく言われるんだけど…

あれは自分の意志じゃないっすからね。

今だから言うけど(爆)。

髪型はハーフアップで、ハイヒール履いて、

ブランドバッグ持って…コスプレみたいなもんです。

フリーになった後、全部捨てました(笑)。

27歳で放送作家としてのキャリアも浅くて

急にフリーになって、やっぱり不安もあったので

その後少し、マネジメントだけ面倒を見てくださる

会社にお世話になり…

結局、30過ぎからは完全にフリーに。

子どもの頃の私の夢は図書館司書で、

司書さんが無理だとしても、ちゃんと会社に就職して

会社員とかになるもんだと思ってたんだけど。

完全に「会社員不適合者」として社会人人生を

歩んで来ちゃって。

でも振り返ってみると、まぁよく頑張ったよねって

若い頃の自分を褒めてあげたい。

あの頃、ガムシャラだったから今の私があるし

20代〜30代前半で記憶をなくすレベルで

働いた経験がある人とは無条件で仲良くなれる。

若い頃の苦労って、私はしてよかったなって

今なら思う。

当時は何が何だかわからなかったけど。

って、そんなこと言うようになったら

年寄りなんだろなぁ(苦笑)。

  

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