先日、私の番組に出演してくれた美容師のエイコさんが

完成した番組をすごく喜んでくれて

スタッフを昼食に招待してくれました。

こういう機会はあまりないので

カメラマンと一緒にお呼ばれしてきました。

たくさんのご馳走を作ってくれて、

お腹いっぱい美味しいものを食べて、幸せ。

  

今回、私がスタッフをえいこさんのランチ会に

連れて行ったのは理由があります。

私たちテレビの世界では、役割的に

取材対象者に会う人間は限られています。

今の環境で言うとディレクターをやっている私が

取材対象者と最も接しますが

カメラマンはロケ時になんとなく会話をする程度、

編集マンは会うことすらありません。

だけど彼らに、自分たちが制作しているものが

こうやって誰かの感情を動かすことがあること、

喜んでくれる人がいることを

ちゃんと知って欲しかったのです。

  

ボリビアの番組制作、というかウチの局は

クリエイティブではなくてとても「作業的」で

「誰かを喜ばせたい」「想いをつ届けたい」

という視点でモノを作る発想が欠落しています。

というか、

これはボリビア全体に欠けている視点だと思う。

あくまでも私の意見だけども。

自分が「楽をすること」が最優先になってる。

とにかく近視眼的に、

目先の作業をこなせばOKという感じなんですよね。

だけど、番組制作というか

クリエイティブってそうじゃなくて

『テレビの前の人にどう届けるか』

『自分の作ったものが良くも悪くも

 どういう影響力を持つのか』

きちんと知っておく必要がある。

そう、制作には喜びと共に責任が伴うのです。

それを今回、彼らに体感してもらう

いいチャンスだと思って一緒に昼食会に行きました。

  

カメラマンが何を感じたのかはよくわからないし

「昼食ラッキー」ぐらいにしか

思ってないかもしれないけれど、それでも

「丁寧にものを作れば誰かの気持ちにちゃんと届く」

ということを知ってほしいのです。

相変わらず私の知識や経験を共有することは

できていないけれども、

これは私がこの局にいて、

この番組を制作したからこそ、できた体験。

こういうことを一つ一つ大切にしていきたい。

これもまた、大事な活動だと思うんだよね。

  

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