まぁ、そんなこんなで『仕事辞めるって決めたけどワクワクしない』と

なんだか不満顔をしていたら、

その友だちが新しい『遊び』を提案してくれました。

それはとても面白くて、わくわくして、ドキドキして

どんどんイマジネーションが広がる。

やっぱりこういうアタマの使い方が好きだな、楽しい。すごく楽しい。

と、大興奮して。

友だちは、その場のノリだけの遊びだったかもしれないし

(そうじゃないと信じる)

ただの『言葉あそび』だったのかもしれない。

だけど、私はすごくすごく楽しかった。

アドレナリン出る。アタマがどんどん回転する。気持ちいい。

何かが生まれる感じ、この文化祭の前みたいな高揚感。

最高に好きだ。大好きだ!!!

 

と、かなり興奮していたら。

『楽しいでしょ?こんなにワクワクしたの久しぶりじゃない?』

と言われ。

『うんっ!!!!!!』

と元気よく答えたのだが…だが…だが、しかし…。

 

確かに、仕事以外でこんな風にアタマを使ってわくわくするのは久しぶりだ。

でも。

このわくわくする感じ、なにかで感じたことある…なんだろう…って思ったら。

私、仕事でいつもいつもこの高揚感を味わってる。

いつも文化祭の前日みたいなテンションで、わくわくしながらしゃべってる。

会議では何かが生まれることに興奮して、いつもわくわくしてる。

あぁ…そうか。

生み出すことはつらいことも大変なこともあるけれど、

それ以上に楽しくてアドレナリンが出る作業なのだよね。

だから私はこの仕事を手放せないのか。

 

そのことに気づいて愕然として、呆然とした。

 

で。

ふりだしに、もどる。

結局、テレビから卒業できない。

 

とはいえ、テレビ以外でワクワクできることを探すのもまた

これからの10年の未来を考えるってことなのかもしれない。

 

まぁ、散々『辞める辞める』って書いてきたけどそんなに簡単に

スパッと辞められないしね。

20年間続けてきたことを辞めるという事実について

自分を納得させることがまず先だし。仕事の都合もあるし。

だいたい『仕事=アイデンティティ』みたいな生き方をしてきた私が

スパッと辞められるとは到底、思えない。

いや、だからこそ一気に辞めた方がいいのかもしれないけれど。

っていうか、こんなこと考えてたら久しぶりに自分が書いた企画書が通って

番組が決まるという皮肉。人生って面白いな(笑)。

(企画書が通って番組がオンエアされるって、

実はとてもとても確率が低いのですよ。)

 

もうちょっと、こういうウジウジした時間を楽しむよ。

っていうか、あの『遊び』をスタートさせようよ。

とりあえず、キャラクターとコピー作るから。

 

non