立川志の輔さんの落語を生まれて初めて

聴きました。いやもうね、圧巻!!

落語って一人芝居なのに、

その背景が見えてくるのがすごく不思議だよね。

リアル世界での言語と脳内での映像が

ミックスされて気持ちよくなる感じがマジ不思議。

  

仲良し演出のルミコさんが

『立川志の輔さんのチケット取れたんだけど

 のんちゃん、行く?』って誘ってくれて。

私自身、

そもそも落語をあまり聞いたことがないので、

その良さが実感できるか不安だったんだけど、

そんなの関係なかった。

いいものは、いい。

それ以上でも以下でもないのだよ。

  

  

しかも、2006年から夏の恒例として

下北沢の本多劇場で公演されてきた『牡丹灯籠』の

ラスト公演ということで貴重な貴重なチケット。

マジで誘ってくれてありがとうです!!

  

 円朝さんが130年以上前に作った

長編「牡丹灯籠」は本来、全てを上演すると

30時間以上かかるらしいのですが

それをギュッと2時間半にまとめて

志の輔さんテイストを堪能できる作品に仕上げた

演目なんだそうです。

  

  

どうやってまとめるんだろうと思ったら

驚きの発想が入っていたり、

本筋の展開がちょっと飽きそうになってくると

絶妙に談志師匠の思い出トークを入れたり

もう、構成力が神がかってる!!!

しかも全て一人で、

台本やカンペを見るわけでもなく

ずっと喋り続ける。

体力と記憶力と丈夫な喉、すごい…。

マジで圧巻でした。

「落語ってよくわかんないんだよな…」

なんて不安になっていた私も、気づけば

ゲラゲラ笑って、引き込まれていて。

舞台装置も何もなく、一人でただ喋って

万人を魅了するって、もう奇跡だよな…。

人間の持つ力の凄さ、

アナログの力を見せつけられました。

  

  

ちなみに、

近くの席に大好きな芸人さんも来ていて

ついつい彼らの反応も見ちゃっていたんだけど…

笑うことなく、めちゃくちゃ真剣に聞いていて

そうか、勉強に来ているのね…と感心したり。

  

この日、私ちょうど誕生日で、

ゲラゲラ笑って素敵な1年のスタートを

切ることができました。

いやしかし、本当にすごいなぁ。

あの構成力、どうなってんだろう…。

私ももっと頑張ろう。うん。

  

non。