キラキラした未来を夢見て、我武者羅に突っ走ってきた20代。

あの頃、私は 『ゴールデンの番組がやりた!』 とか

『高視聴率の企画を作りたい!』とか『エンドロールを全局制覇したい』とか、

とにかくまぁ、欲まみれ&煩悩まみれでした。

仕事に対してストイックというよりは、強欲。完全に無敵だと思ってたし

ホント、今考えると恥ずかしいし笑っちゃう。青くて自信満々で。

でも、なんか結婚したり30代になったりして

少しずつ自分の時間を持つようになって、体を壊したりもして

ふと、足を止める勇気がもてたとき、なんだか世界がパ~って開けたんですよね。

なんか、霧が晴れるみたいに。

それまでは五里霧中って感じで、ほんとに霧の中を突っ走ってた感じ(笑)。

そうしたら、それまでの強欲な煩悩たちがウソみたいにどっかいっちゃって。

別にゴールデンの番組じゃなくても、自分が居心地のいい番組がいいし

やみくもに多くのレギュラーをやるよりも

番組数は減っても自分のカラーにあった自分が楽しめる番組をやりたいな、と。

で最近、特に思うことは 『自分の半径1メートルの人をハッピーにしたい』

たぶん、色々少しずつわかってきたんだけど

半径1メートルの人をハッピーにできなければ

テレビの前の人をハッピーにするなんてきっとムリ。

っていうか、ハッピーにしたいっていうよりハッピーを共感したいって感じですね。

誰かにハッピーを“提供”するなんて、おこがましい。

一緒に、共鳴して共感してくれるソフトを作りたいなぁと

思うようになってきました。

って、なんかここ最近、私のどうでもいい思考について綴ってしまって

読んでる人は退屈だろうに申し訳ない。

でも、忘れないように書いておきたかったのです。

たぶん。私の半径1メートルの幸せの象徴はきっと『彼』なんだろうな。

non@2010.08.26