立川志の輔さんの落語を生まれて初めて
聴きました。いやもうね、圧巻!!
落語って一人芝居なのに、
その背景が見えてくるのがすごく不思議だよね。
リアル世界での言語と脳内での映像が
ミックスされて気持ちよくなる感じがマジ不思議。
仲良し演出のルミコさんが
『立川志の輔さんのチケット取れたんだけど
のんちゃん、行く?』って誘ってくれて。
私自身、
そもそも落語をあまり聞いたことがないので、
その良さが実感できるか不安だったんだけど、
そんなの関係なかった。
いいものは、いい。
それ以上でも以下でもないのだよ。
![](https://i0.wp.com/nozomi-kobayashi.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1496.jpeg?resize=768%2C1024&ssl=1)
しかも、2006年から夏の恒例として
下北沢の本多劇場で公演されてきた『牡丹灯籠』の
ラスト公演ということで貴重な貴重なチケット。
マジで誘ってくれてありがとうです!!
円朝さんが130年以上前に作った
長編「牡丹灯籠」は本来、全てを上演すると
30時間以上かかるらしいのですが
それをギュッと2時間半にまとめて
志の輔さんテイストを堪能できる作品に仕上げた
演目なんだそうです。
![](https://i0.wp.com/nozomi-kobayashi.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1498.jpeg?resize=768%2C1024&ssl=1)
どうやってまとめるんだろうと思ったら
驚きの発想が入っていたり、
本筋の展開がちょっと飽きそうになってくると
絶妙に談志師匠の思い出トークを入れたり
もう、構成力が神がかってる!!!
しかも全て一人で、
台本やカンペを見るわけでもなく
ずっと喋り続ける。
体力と記憶力と丈夫な喉、すごい…。
マジで圧巻でした。
「落語ってよくわかんないんだよな…」
なんて不安になっていた私も、気づけば
ゲラゲラ笑って、引き込まれていて。
舞台装置も何もなく、一人でただ喋って
万人を魅了するって、もう奇跡だよな…。
人間の持つ力の凄さ、
アナログの力を見せつけられました。
![](https://i0.wp.com/nozomi-kobayashi.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1500.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
ちなみに、
近くの席に大好きな芸人さんも来ていて
ついつい彼らの反応も見ちゃっていたんだけど…
笑うことなく、めちゃくちゃ真剣に聞いていて
そうか、勉強に来ているのね…と感心したり。
この日、私ちょうど誕生日で、
ゲラゲラ笑って素敵な1年のスタートを
切ることができました。
いやしかし、本当にすごいなぁ。
あの構成力、どうなってんだろう…。
私ももっと頑張ろう。うん。
non。