沖縄2日目。

超天気悪いです。ビビるぐらい悪い。

ということで、この日は早起きして久高島へ行きました。

久高島は沖縄本島南部に浮かぶ周囲約8キロの小さな島。

安座間港から高速船で15分、フェリーで20分程度で到着します。

 

久高島はレンタル自転車でも回れるぐらい小さな島なのですが

今回は島のガイドさんに案内をお願いしました。

まずは、島の文化とか歴史とか知りたい。

案内してくれたのは、久高島生まれ、久高島育ちの西銘さん。

本島で働いたのち定年後、島に戻ってガイドになったんだとか。

車で島のあちこちを案内してくれます。

 

久高島は琉球開闢のアマミキヨが天から舞い降りてきて

ここから国づくりを始めたという琉球の聖地。

というお話から始まり、島の文化、歴史、神事について

色々と島にまつわることを聞かせてもらいました。

中でも最も神聖と言われているのが、この『イシキ浜』。

(看板はど偉いポップですけどね…)

 

 

かつての琉球国王も訪れていた浜で、はるか彼方にある異界『ニライカナイ』から

神様がやってくるときに船を停泊させる場所でもあるらしい。

遊泳も禁止されている神聖な場所です。

雨だからあんまり綺麗に撮れなかったけど、それでもやっぱり海が青い。すごい。

(この後、土砂降りになったのです…)

 

 

久高島は、『祈り』と『神話』と共に生きていて。

日本にこんな場所があったのか…と正直、とても驚きました。

時にはパワースポットなんて言って、メディアで取り上げられることもあるそうですが

西銘さん曰く『パワースポットなんて言葉は使いたくない』とのこと。

そりゃそうだ。

島の人々にとっては、生活のすぐそばにある大切な祈りの場所なのだから。

そんな安っぽい言葉で表現するなんて、なんだか失礼だよなって思った。

 

 

 

2時間のガイドは、あっという間でした。

あとこの倍ぐらいはお話を聞きたい!!と思っていたところで

『とりあえず2時間ぜんぶ回りましたよ〜』って言われてびっくり。

もっと色々知りたいし、もっと色々見たい!!!

ちなみに、久高島は琉球王朝時代の『地割制度』が今でも残っている唯一の場所で

個人で土地を所有することがないんだとか。

つまり島民全員で島の土地を共有し、

島民はそれぞれの土地の使用権はあっても所有権はないんだって。

だからこそ、大規模なリゾート開発が行われず、今もなお昔の姿を残している。

『どこかのタイミングで個人所有になっていたら島はきっとリゾート開発されていただろう』

と、ガイドの西銘さんもおっしゃっていました。

 

その意味でも、とても深く深く『琉球』の歴史と神話が残る島なのです。

そんな久高島ではイラブ(海蛇)が特産で、

「イラブ汁」や「イラブそば」があるのですが、なんせ私は爬虫類が大嫌い…。

ということで、島の食堂で海ぶどう丼を食べました。

はじめて食べたけど、不思議な食べ物だね…海ぶどう丼って…。

 

 

今度は、天気のいい日にもう一度行きたいな。

沖縄の本島からすぐのところに、こんな場所があったなんて知らなかった。

さぁ、続いては鍾乳洞の探検です!!

 

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