先日、再会を果たした脚本家の亜子さんが手がけている

ミュージカル『パレード』を鑑賞してきました!!

私、ミュージカルといえば『キャッツ』とか『アニー』ぐらいしか行ったことなくて。

あとは映画になっている『ラ・ラ・ランド』とか『レ・ミゼラブル』とか。

今回見た『パレード』はそのどれとも違って、とにかくもう驚きがいっぱいでした!

現在、亜子さんが手がけているミュージカルはいくつかあるんだけど(すごいよね!)

その中でも『これは特にのぞみは共感できると思う』とおすすめしてくれた作品。

私も久しぶりにミュージカルが観たいなぁ〜なんて軽い気持ちで臨んだのですが

いやもう、これ、ミュージカルん常識が変わりました!!

 

ストーリーは…

舞台は南北戦争が終わった直後のアメリカ。

南部に移り住んだ北部出身の白人男性が『殺人』の濡れ衣を着せられ

無実なのに有罪の判決を受けてしまう…というもの。

実話がベースになっていて、時代背景や人種間の問題など

様々なことが交錯していくストーリーです。

 

とにかくこのストーリーの中で恐ろしいのは民衆の声が、罪を作り出し、

そして冤罪へと持って行ってしまうという事実。

当時、調べると言っても限界があるだろうし

『大きな声を出した者が勝ち!』みたいなところもあっただろうから

やってもないのにその潔白を証明するのが本当に難しい。

私たちのように『情報』を扱う仕事をしている人間は、

その情報をより慎重に精査していかなければならないんだなぁとか思ったり。

 

と、ストーリーに対しての感想ももちろんたくさんあるのですが

なによりも興奮したのが主演の石丸幹二さんと堀内敬子さんの歌のうまさ!

さすが劇団四季出身!!

そして、ミュージカルといえば歌いながらセリフを言うからよくわからない…

みたいなことあったのですが、そんなことない!!!

上手な人がやると、こんなにも違うのか!!!

(ちなみにこの『訳詞』を亜子さんが手がけています。さすが!)

舞台の上で、限られたセットで限られた照明で、

場面転換だってそんなに多くないはずなのに

まるで映画をみているような感じでした。

すごかった〜。

こんなミュージカル、観たことない!!!

 

実はこの日、母が東京に出てきてくれて一緒に鑑賞したのですが

母ももちろん興奮しっぱなし。

『ちょっと重いし難しいストーリーだからお母さん、飽きちゃわないか心配だわ…』

なんて亜子さんはおっしゃっていたのだけど、そんなことない!

母も私と同様に、すっかり引き込まれていました。

 

やっぱり、自分の目で観て、耳で聞いて、肌で触れて…

ちゃんと体験しないとわからない。

それも上質なモノにちゃんと触れる機会をもつべきなのだと痛感しました。

 

あぁ〜面白かった!

これを機に、もっとミュージカルを観に行ってみようかな。

母もすっかりハマったようなので、また誘ってみようっと。

亜子さん、ありがとうございました☆

 

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※舞台は6月4日で終了しています。