さてさて、すっかりめっきりブログをサボっておりますが…

なんだか心配してくれるお友達などもいて心苦しいのですが

別にどこか具合が悪いとかっていうのではなく、

(私が文字書いてない時は大概、病気ですからねぇ)

なんとなくPC開くのが億劫で…

たぶん年に何回かある『そういう時期』なんだと思います。

すんません…。これといって特に理由もなくて…。

ということで、2015年一発目の映画鑑賞です。

ノルウェー・アイルランド・スウェーデン合作の

『おやすみなさいを言いたくて』。

なんだか栗原はるみ先生の

『ごちそうさまが聞きたくて』みたいなタイトルですが

そんな穏やかでハートウォーミングな映画ではありません。むしろ逆。

ストーリーはというと…

「イングリッシュ・ペイシェント」のジュリエット・ビノシュが、

家族への愛と仕事への情熱との間で揺れうごく

報道写真家の女性を熱演したヒューマンドラマ。

アイルランドの海辺の町。夫マーカスや2人の娘たちと暮らす

報道写真家レベッカは

戦争の真実を伝えるべく世界中を飛びまわる多忙な毎日を送っていた。

そんなある日、取材中に生命の危機にさらされた彼女は、

今後は危険な場所へ行かないことを家族から約束させられてしまう。

これをきっかけに家族の本心と向きあうようになった彼女は、

自分の仕事が愛する夫や娘たちの心に負担をかけていることに気づく。

……うむー。深いです。

見終わったあと、ちょっと頭が整理しきれなくて混乱しました。

自分の命をなげうってでも成し遂げたい仕事ってやっぱり犠牲が大きい。

家族をとるか、仕事をとるか…

この究極の選択の中で主人公のレベッカは揺れ動き

迷い、悩み、傷つき、そして『自分』を捨てて家族のために生きることを

選択しようとするのですが…ってネタバレですね…すまぬ。

まぁ、こんなコアな映画、みなさん観ないでしょうからいいっしょ??ダメ??

自分自身がもし、親や兄妹、旦那ちゃんに仕事を反対されたら、

仕事をする自由を奪われそうになったらどうするだろう…。

っていうか、そこまで『命がけ』で自分はまだ仕事をしてないな…。

なんて思っちゃった。

レベッカが報道写真家になった原動力は『怒り』だって言ってた。

なんかそれもまた、すごい。

そこまで強い正義や理念をもって自分は仕事をしているのか?…してない。

仕事も家族もなにもかも含め、私の人生で一番大事なものってなんだろう??

なんてことを新年早々、ぐるぐる一人で考えながら

頭がすっかり火照ってしまったので、一人でBARで白ワイン飲んで帰りました。

残念ながら東京での公開は終わってしまったんですが

『仕事の意味』などもう一度見つめなおしてみようって思った時に

観てみるといいかもしれませんね。

なんて書いていたら、ISISが日本人を人質にとったというニュースが飛び込んできて。

とても複雑な気持ちです。

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