やっぱりどんな状況になっても季節のご挨拶は大切です。

いやしかし、年賀状が出せるかどうかとても難しいので…。

『おぉ!そうだXmasカードを作ろう!!』とヒラメキました。

(大袈裟…。)

私は名刺も年賀状も暑中見舞いも『紙系』のことは全て

ハイセンスな活版印刷の作品ができる

表参道のウィングドウィールさんでお願いしているのですが

今回はちょっと変えてみようかな〜なんて思ってみました。

単なる気まぐれです。

っていうか、東京に活版印刷所って

どのぐらいあるんだろう?って思ったのがきっかけで。

調べてみるとほんのわずかですがあるようです。

その中でも三軒茶屋の露木印刷さんは…いい感じ!!

何が決め手になったかというと、

ホームーページが一番アナログだったからです。

ぬくもりがあります。はい。

ということで、アポを取りまずは打ち合わせ。

三軒茶屋の駅から徒歩10分ぐらいのところに露木印刷さんはあります。

70歳をすぎたと思われるご夫婦2人で営まれている小さな小さな活版印刷所。

このご夫婦が本当に素敵で、優しくて…。

まずは人柄にノックアウトされました。

これまで散々、活版印刷されたペーパーアイテムを使ってきたのに

私ったら活版印刷の工場を訪れたのはこれが初めてで。いろいろと勉強になりました。

活版印刷をするためにはまず、鉄板(?)の版下を作らなければなりません。

実際に活版の文字を組むよりそうした版下を作っちゃった方が早いんだとか。

自分でパソコンで文字やイラストをデザインして、プリントアウトしたものを渡せば

それで版下を作ってくれるらしい。

データじゃなくてプリントアウトってのが重要!!(アナログ!)

ということで、今日はそうした活版印刷の仕組みを聞いたり他の方の作品を見たり

今では露木さんのところにしかないという大きな活版印刷機を見せてもらったりして終了。

奥様がお茶をいれてくださり、夕方に訪れちゃったもんだから

『そろそろお腹がすく時分でしょう?』

と、メロンパンやらチョコレートやらおやつまでゴチソウになってしまって…。

気がつけば1時間以上も色々と話を聞かせてもらっちゃいました。

っていうかこれ…取材でもなんでもなくて完全なるプライベートなのに(苦笑)。

帰り際、『寒いから気をつけて帰りなさいね。』と見送ってくださった

露木さんご夫婦の優しさに心が温まりました。

ということで、次回は自分でコメントやイラストのデザイン校正をして持って行かねば。

あと、紙を探す旅にでなくちゃね!

紙の質感によっても、だいぶ表情が変わると教えて下さったので。

実際にカードを刷る時はインクの調合や印刷に立ち会っていいよって言ってくださったので

それもまた、超楽しみ!!

さぁ、どんなカードができるかな…むふふ!!!

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