先日、とある台本会議の時にスタッフの方に

『作家さんって、

 覚えることたくさんあるじゃないですか。

 どうやって覚えていってるんですか?』

『どんだけ頭に引き出しあるんですか?』

って聞かれたんですが。

私に限っていえば、

引き出しは3つぐらいです。少なっ!!

  

放送作家って

複数の番組を担当することが多くて。

それぞれの台本や企画書をを書くにあたり

私は割と、というか

めちゃくちゃ勉強をするタイプなんです。

これはもう性格の問題でしょうね…

次から次に疑問が湧いてきちゃう性格なので。

必然的にどんどん知識も増えていく。

今担当している健康系の番組では

ディレクターさんたちのレベルが高いので

会議やPVで対等に話すためにも

やっぱりある程度の勉強や知識は必要で。

かつ、『お茶の間目線』も忘れちゃいけないから

自分が疑問に思ったところも踏まえて話します。

って書くと、なんか偉そうな感じだけど

全然そんなことなくて、

あまり意識せずに私はこれをやっているので

当たり前のことなんですよ…。

きっと作家さんならみんなやってる。

で、この番組のディレクターさんに

『めちゃくちゃ勉強してますね。

 毎回、短期間での知識量と理解力、

 ハンパないっすね!!!』

って驚かれ。

個人的はいつも通りのことをやっただけなので

「へ?」って感じなんだけど…

その後に、あの冒頭の「引き出し発言」に

なるわけです。はい。

  

で。私個人の感覚から行くと

私は、完全な短期記憶タイプです。

なんせ、引き出しは3つしかないので

新しい知識を入れたら、古いのは捨てる。

アタマにコンマリ飼ってる感じです。

だからもし2週間前のネタのこととか聞かれても

完全に忘れてる(笑)。

いやもうね、無尽蔵に知識を貯めておけたら

それこそ東大一直線ですよ。

よく「常にアタマが回転してるよね」

って言われるけど、

そんなことねーっすよ。

割とボンヤリ生きてます(苦笑)。

  

きっと、仕事や職種によって

アタマの使い方って違うんだろうなぁ。

なんか面白いな。

私はテレビの王国の民だから、

こういうアタマの使い方する人が

周りに多いけど、違った業界から見たら

特殊な感じなのかもなぁ。

そういう話、

いろんな仕事の人に聞いてみたいな。

  

non。